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猫の「わかりやすい」体調不良のサインと「わかりにくい」体調不良のサイン

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猫が具合が悪いときにすぐに気づいてあげたいですが、なかにはわかりにくい体調不良の症状もあるようです。

この記事では、猫の「わかりやすい体調不良のサイン」と「わかりにくい体調不良のサイン」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

猫のわかりやすい体調不良のサイン

見つめる猫
getty

体調が悪いときの猫の行動としてわかりやすいものは…

  • いつもより動きが少なくなる
  • 目立たない隅のほうや隠れられる場所、人の目線よりも高いところなどの「見つかりにくい場所」で休みたがる

などの行動が見られやすくなります。

休む際の姿勢は、お腹を守るように丸くなったり、香箱座りのままうたたねをするなどの様子が見られがちです。体調が悪いと、ヘソ天や体をゆったりと伸ばしてのびのびと休むことは、少なくなる傾向があります。

また、食いつきが悪くなったり、実際に食べなくなったりなどの食欲の変化も、比較的わかりやすい症状と言えるでしょう。

猫は体調が悪いときに、警戒心が高まるようになる

鳴く猫
getty

通常、体調が悪い猫は、体のしんどさや痛みなどから警戒心がふだんよりもさらに高まりやすくなる傾向があります。

警戒心が高まると、本能的に身を隠そうという気持ちや、具合の悪さを周囲に悟られないようにふるまおうとする気持ちが強まります。

そういった事情から、目立たないところに身を隠す行動をしたり、咄嗟の出来事でもすぐに動き出せるように気を緩めず、くつろぎすぎない姿勢で休もうとするしぐさが見られやすくなります。

猫のわかりにくい体調不良のサイン

ごはんを食べる猫
getty

少しわかりにくい猫の体調不良の症状としては…

  • 明らかに苦しそうではないものの、いつもより呼吸が速い様子が続いている
  • うつむき加減で顔をあまり上げない
  • 喉をゴロゴロと低く鳴らし続けている

などが見られる場合があります。

また、フードの場所に来て口をつけるしぐさはするものの、実際にはほとんど食べずに残しているなどの行動が見られることもあります。

食べる様子の変化については、1匹だけで飼っていればすぐに気づけますが、多頭飼育の場合には、残したフードを他のコが食べてしまうなどの事情で発見が遅くなることがあるため、わかりにくい場合があります。

体調不良のサインがわかりにくい理由とは

眠る猫
getty

猫の体調不良のサインがわかりにくいことがある理由としては、猫は弱った様子を周囲に悟られないようにする傾向があるためです。そのため、体調が悪いときでも食事をとるしぐさだけすることもあります。

また、猫は呼吸器などの調子が悪いときや発熱がある際などに、はっきりと口を開けてわかりやすくハアハアするような呼吸ではなく、まずは浅く速い呼吸で補おうとする状況も頻繁に見られます。そういった点からは、呼吸が乱れている症状に気づきにくい場合があります。

顔を上げられない様子は、病気の影響に伴うミネラルバランスの乱れなどにより筋力の低下が起こったときに、見られることがある症状です。たとえば、慢性腎障害の際の低リン血症といったものです。ハッキリとわかりやすい症状ではない分、やや気づきにくい場合があります。

喉をゴロゴロ、ご機嫌のサインだけじゃないことも

座る猫
getty

喉を鳴らすことについては、一般的には猫がとても機嫌がよかったり、また満ち足りてくつろいでいるときなどに多く見られる行動ではあるものの、特に体調が悪いときには低い音で喉を鳴らし続ける場合もあります。

低い音で喉を鳴らす行動については、猫が自分自身の体のつらさやしんどさを緩めるためにしている可能性などが考えられていますが、明確な理由はわかっていません。

体調不良のサインがわかりやすい猫、わかりにくい猫の傾向

眠る猫
getty

飼い主さんが体調不良だとわかりやすいのは、元々アピールが多くスキンシップ好きな猫や、活動的な猫などかと思います。

アピールが多いコやスキンシップ好きなコは、体調が良いときと悪いときとの行動のギャップが大きくなりやすいため、体調不良のサインにも飼い主さんが気づきやすい傾向があると考えられます。

そういった点からは、元々おっとりしている猫や、繊細で警戒心が強く人との距離を取りがちな気質の猫だと、体調不良のサインに気づきにくいことがあるかもしれません。

おっとりしているコは、のんびり行動しているだけなのか、だるさなどで行動が鈍くなっているのか、判断しにくい場合があります。

また、元々繊細で警戒心が強い気質のコだと、不調をより隠しがちな傾向があります。

猫に体調不良のサインが見られたときの対応

診察を受ける猫
getty

猫は体調の悪さを隠してしまうことも少なくありません。目立つ症状があまりないからといって軽症であるとは判断できませんし、時にはかなり体調が悪く、深刻な状態であることもあります。

愛猫が不調かもしれない様子に気づいたら、まずは早めに動物病院を受診し、きちんと診てもらうのがおすすめです。そのうえで、それぞれの愛猫の体調に応じた治療やケアをするとよいでしょう。


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami

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