皮膚・アレルギー
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スタッドテイル[すたっどている]
スタッドテイルの症状と治療、予防方法
解説
尾の付け根に近い背中にある、脂を分泌する腺(尾腺)が炎症を起こす病気。分泌物が尾腺の周りの毛に付着し、汚れてしまう。炎症を気にした猫がひっかいたりなめたりすることで脱毛したり、さらに細菌感染を招くこともある。毛を刈って消毒し、シャンプーで清潔にすることで治療する。細菌感染している場合は抗生物質も使う。
原因
原因ははっきりしていないが、去勢をしていない若齢の雄猫に比較的よくみられることからホルモンの影響も考えられている。また、長毛種(ペルシャやヒマラヤン)に多く認められる。
症状
尾の付け根のところの毛がべたべたかたまる。においがきつくなる。おしりを気にしてずっと舐めるような様子がみられます。
診断
臨床症状から診断を行います。細菌感染による皮膚炎が併発している場合は細菌検査を行うこともあります。
スタッドテイルの治療
患部の被毛を刈り取り、消毒、薬の塗布などを行います。細菌感染を起こしている場合は抗生物質を投与します。必須脂肪酸を与えると症状が軽くなることがあるので、フードに添加するまたはサプリメントで摂取するとよいかもしれません。未去勢のオスによく見られることから未去勢であれば去勢手術を行います。
スタッドテイルの予防
オスのホルモンがかかわっていると考えられますので、去勢をすることで発病の可能性を低くすることができます。皮脂の過剰分泌が原因のひとつとなりますので、シャンプーなどをして皮脂をコントロールしましょう。
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