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心因性脱毛症[しんいんせいだつもうしょう]

心因性脱毛症の症状と治療、予防方法

解説

ストレスを感じた猫が1か所をなめ続けることで、毛が薄くなったり、なくなってしまう。毛が抜けたあともさらになめ続けると、炎症を起こす場合もある。猫にとってのストレスを取り除き、飼育方法や環境の改善をする。症状に応じて投薬が必要。

原因

ストレスがもとで生じた慢性的、過剰な毛づくろいなど。

症状

過剰な毛づくろいによる脱毛が認められる。舐めやすい肢やわき腹、腹部に多い。皮膚炎も併発することが多い。

診断

ストレスの原因は様々かつ複数であることもあるため、生活や環境、その変化などと、いつどんなときに舐めていたか等を良く観察し、臨床症状と合わせて診断します。

心因性脱毛症の治療

ストレスの原因を取り除く。サプリメントやフェロモン製品などを含め、症状に応じた投薬を行う。

心因性脱毛症の予防

猫のストレスになるような環境を避ける。猫の退屈を防止するために高さのあるキャットタワーを用意したり、家具の配置を工夫して高いところから外を見渡せるようにするなど、気を紛らわせる対策をたてるとよいかもしれません。
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