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ぷにぷにがたまらない! 超可愛い「猫の肉球」の豆知識

猫好きさんにとって、プニプニしていてラブリーで、ときには癒してくれるものといえば……まっさきに猫の肉球を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

猫の肉球はただ可愛いだけじゃなく、ちゃんとした役割もあるんです!
今回は、みんな大好きな猫の肉球にまつわる「へぇ、そうだったのか~」となるような豆知識をご紹介します。

肉球は人の手でいうと?

寝てるマンチカンの肉球
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の肉球は、人の手足でいうとどこに当たるかご存知ですか?
大きな肉球は掌球(しょうきゅう)といって、人の手のひらの4指基底部(マメなどができる部分)に当たり、小さな肉球である指球(しきゅう)は、指先に当たります。

また、猫は人のようにカカトまで着く歩き方ではなく、普段からつま先しか着かない歩き方をしています。その歩き方は指行性(しこうせい)といわれ、速く走ることに適応した結果そのような形になったそうです。

小さな肉球の数はいくつある?

飼い主さんの手とラグドールの肉球
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
指の部分にある小さな肉球の数は、前足が5つ、後ろ足が4つと、前足と後ろ足で数が異なります。
ただし、歩くときに接地するのは、前足も後ろ足も「人差し指・中指・薬指・小指」の4つ。前足の接地しない親指は、獲物を掴んで捕まえるときや、毛づくろいをするときに役立てられているようです。
後ろ足の親指は、ほとんど使わないため退化したと考えられています。

ピンク色の肉球は野生の猫にはいない!?

ラグドールのピンク色の肉球
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生のネコ科動物の肉球の色は、基本的にすべて黒色をしています。猫の祖先も、元はすべて黒でした。
しかし中には、まれに白っぽい被毛とピンクの肉球をもつ、黒い色素の少ない個体が出現します。
このような個体は、自然界では目立ちすぎてしまい、生きていくことができなかったのです。

しかし、猫は人に守られて暮らしてきたため、黒い色素の少ない遺伝子が現代まで受け継がれるように。
その結果、黒い色素が少ないピンクの肉球から、あずき色、グレー、黒い色素が多い黒の肉球まで、さまざまな色の肉球をもつ猫が生まれるようになったのです。
とーっても可愛い猫の肉球にまつわる豆知識をご紹介しました。ぜひ、愛猫の肉球も観察してみてくださいね。

参考/「ねこのきもち」2018年3月号『大好きだから、ぜんぶ知りたいの♡ 猫の肉球 All About』(監修:哺乳動物学者 川崎市環境影響評価審議会委員 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ishikawa_A
構成/ねこのきもちWeb編集室

※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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