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夜に寝る、足音をたてる……イメージと違う!イマドキ猫の生態4つ

猫を飼ってみると、それまでイメージしていたことと違うな、と思う行動を目にすることもあるでしょう。実は、猫「らしくない」猫は、人と暮らすことで増えてきているようなのです。今回は、そんなイマドキ猫の猫「らしくない」生態を4つ解説します。

夜に寝て昼に活動

ロシアンブルーのルーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生の猫は、獲物が現れやすい早朝と夕方に狩りに出かけ、それ以外の日中は狩りでの成功率を上げるために体力を温存して眠っていました。

しかしイマドキの猫は、夜になると眠り昼間に活動することが多いようです。これは、猫が飼い主さんの生活に合わせているから。飼い主さんが起きているときのほうがかまってもらえるため、刺激があって楽しいからだと考えられます。

オテをする

ロシアンブルーのシエルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
要求があるときに犬がする「オテ」は、基本的に猫はしないものだというイメージがある方も少なくないでしょう。
事実、野生の猫は基本的に単独で行動するため、ほかの猫に何かを要求することはありません。欲求は自身で満たすのが基本で、オテをする相手もいないため、お腹が空いたときは狩りに出て、自ら獲物を捕らえていました。

しかしイマドキの猫は、オテをするとフードなどイイコトを得られると覚えた場合、望みがあるときにオテをすることがあるようです。

触れても起きない

ラガマフィンのプリンちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生の猫は自分で身を守らなくてはならないため、眠りが浅く、寝ているときに少しでも何かが触れたり物音が聞こえたりしたら、すぐに起き上がります。

一方でイマドキの飼い猫は、触れても起きないことがあります。飼い猫がこのようにぐっすり眠り続けているのは、安心しきっているから。猫の眠りは80%の浅い眠りと20%の深い眠りを交互に繰り返すといわれていますが、安心度が高いほど深い眠りの時間が長くなるようです。

足音をたてる

ペルシャのみーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
本来、猫は足音をたてないといわれており、バレエには「猫のように音をたてず床に」を意味するステップまであるのだとか。音を出してしまうと、敵や狙った獲物に居場所を知られてしまうため、野生の猫にとっては死活問題なのです。

そのため、イマドキの猫がパタパタと音をたてながら歩いたり、高いところからドスンと音をさせて飛び下りたりするのは、音が出ても支障がないと判断しているからでしょう。
猫は自身が生きていけるように、環境に順応する能力が高い動物だといわれています。ほかにもまだまだある、猫たちの「らしくない」行動の裏に隠された、人と暮らしていくなかでの変化。愛猫の行動一つひとつの理由を探っていくのも、面白いかもしれませんね。
参考/「ねこのきもち」2018年5月号『「本来の猫」とのギャップがすごい! イマドキ飼い猫の真実』(監修:哺乳動物学者 川崎市環境影響評価審議会委員 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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