アメリカ原産の短毛種「オシキャット」をご存じですか? まるでワイルドキャットのような姿をしていて、“小さなヒョウ”を飼っているような気分にさせてくれる描種です。
今回は、そんなオシキャットの歴史や特徴、性格などを詳しく解説します。
オシキャットってどんな猫?
レオパードやベンガルのように美しい斑点模様をもつワイルドキャットは、多くの愛猫家が憧れるものの、ペットとして飼うことはできません。そこで、ワイルドキャットの魅力である美しい斑点を追求して誕生したのが、今回ご紹介するオシキャットです。
ワイルドキャットの「オセロット」にイメージが似ていたことから、「オシキャット」と名付けられ、1987年にCFAに正式な猫種として登録されました。
オシキャットの見た目の特徴は?
オシキャットの見た目の特徴といえば、なんといってもその美しい斑点でしょう。大きな斑点の形は、拇印(ぼいん)に似ていて、斑点全体は渦巻き状の「クラシック・タビー」を描いています。
毛色は12種類あり、「チョコレート・スポッテッド」「タウニー・スポッテッド」「シナモン・シルバー・スポッテッド」「ラベンダースポッテッド」など多様。目・鼻孔・顎・のどには白い毛が生えているのも特徴です。
筋肉質な体も特徴のひとつ
体型はサブスタンシャルで、大型に分類されています。筋肉が発達しているので、実際に抱っこしてみると、見た目よりも重たく感じる人もいるでしょう。胴体は長くがっちりしていて、胸幅が広いのも特徴です。
目は大きなアーモンド形で、ブルー以外のすべての目色が認められています。耳も大きく、眉間の間を中心とすると、耳の先までが45度に開いています。
オシキャットの性格って?
ワイルドな見た目とは裏腹に、とても優しい性格をしているとされています。人と接することが好きなため、飼い主さんとも良好な関係を築いてくれるでしょう。また、ほかの猫や動物ともうまく折り合って暮らすことができるようです。
このような性格から、オシキャットは「犬のようだ」と例えられることが多く、お手入れも比較的簡単なため、一緒に暮らしやすい猫種のひとつともいえるでしょう。
美しい姿にフレンドリーな性格と、とても魅力的なオシキャット。猫種の特徴にはもちろん個体差があるため、それぞれの猫の個性を見極めて付き合っていくことが大切です。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『オシキャットの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。