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オシキャットの特徴・性格・飼い方

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ワイルドキャットのように美しい斑点を持つ「オシキャット」です。今回は、オシキャットの歴史や外見、性格の特徴などについてご紹介します。

猫種名オシキャット
英語名Ocicat
原産国アメリカ
公認団体CFA・TICA・ FIFe ・ GCCF
毛種短毛種

オシキャットの魅力

オシキャットは、アメリカ原産、短毛種の猫。野生時代の名残も感じる見た目も印象的で、まるで小さなヒョウを飼っているような気にさせてくれるでしょう。そんな外見にも関わらず、甘えん坊な一面を垣間見せてくれることも。そのギャップ萌えもあってか、愛猫家たちからも多くの支持を集めています。また、とても社交的な猫種なので、他の人や動物とのトラブルも起きにくい傾向にあります。

※文中のグラフは、『猫の教科書』(高野八重子・高野賢治著、緑書房刊)の記述を元に編集室で作成。これらはあくまで目安ですので、飼育環境や状況、個体により異なることがあります。

オシキャットの性格

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オシキャットの表情は、アメリカライオン(ピューマ)に似ていると言われることがあります。また、光沢のある斑点模様は、まるでワイルドキャットのよう。そのため、オシキャットの性格もワイルドだと思われるかもしれませんが、実際には違います。

オシキャットは、ワイルドな外見とは正反対に、とても優しい性格をしています。そして、人と接するのも大好き。飼い主さんとも、きっと良好な関係を築いてくれるでしょう。そんな社交性のある性格ですので、他の猫や動物達ともうまく折り合って暮らすことができます。

犬のような性格をしていると言われることも多く、しつけがしやすかったり、リードとハーネスを使っての散歩が可能だったりと、個体差はあるものの、犬のような飼い方をすることもできます。また、お手入れも比較的簡単ですので、一緒に暮らしやすい種と言えるかもしれませんね。

大きさ

体型はサブスタンシャルで、大型に分類されます。筋肉が発達しているので、抱っこしてみると見た目よりも重たく感じるでしょう。胴体は長くがっちりしています。また、胸幅が広いことも特徴です。まっすぐな尻尾の長さや太さは体に釣りあっており、足の長さは中程です。全体的に力強い印象をしています。
頭部は丸みのあるくさび形をしています。目は大きなアーモンド形で、毛の色同様、バラエティに富み、ブルー以外の全ての目色が認められています。耳も大きく、眉間の間を中心とすると、耳の先までが45度に開いています。

体重
3~7.5㎏

毛色

オシキャットの外見といえば、なんといってもその美しい斑点です。大きな斑点の形は、拇印(ぼいん)に似ており、斑点全体をよく見ると、渦巻き状の「クラシック・タビー」を描いていることが分かります。もしも、斑点模様全体を見た時に、他の配色が入ったパッチド・タビーだった場合は、オシキャットではありません。オシキャットはオレンヂ遺伝子(o遺伝子)がないからです。

また、毛の色は12種類あり「チョコレート・スポッテッド」「シルバースポッテッド」「シナモン・シルバー・スポッテッド」「ラベンダースポッテッド」など、とてもバラエティに富んでいます。目・鼻孔・顎・のどには白い毛が生えていますが、それ以外の部分には白い毛がないのも特徴です。

迎え入れ方、価格相場

愛猫の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護猫などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。

価格20万円~
※2018年7月編集部調べ、生後3カ月前後の個体の価格です(ペットショップA)

オシキャットが気を付けたい病気・寿命

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オシキャットはアメリカンショートヘアなどのハイブリッド種ですので、それぞれの遺伝性疾患を引き継いてしまっている可能性があります。しかし、オシキャットのみに見られるような疾患は、少ないと言われています。ただし、歯肉炎になりやすい傾向にあるため、日々の歯磨きを欠かさず、口内環境のチェックも定期的に行ってあげてください。

・体重が増えやすい「肥満症」
・膵臓で作られるインスリンが何らかの原因で不足するなど、うまく作用せず、さまざまな不調を引き起こす。体重増加に伴い罹患しやすい「糖尿病」
・体重増加に伴い、ひじや膝などの関節に負担がかかり、関節の周囲に炎症が起こることで慢性的な痛みが伴う「関節疾患」
・皮膚がべたついたりする「脂漏性皮膚炎」
・心臓の筋肉が厚くなりすぎて、心臓に十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」
・急激に腎臓の働きが低下する 「急性腎不全」

オシキャットの飼い方

ポイント(1)一緒にいる時間をつくってあげられる人向き

ワイルドな外見とは反対に、人なつっこく、遊ぶことが大好きなので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人や、遊びに積極的に付き合ってあげられる人などは向いているでしょう。またスキンシップが好きな人にもおすすめです。

ポイント(2)誤食につながるような細かいものは片付けて

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。

また、猫は上下運動を好むので、猫タワーを設置したり、上っても大丈夫な場所を部屋に作ってあげたりするといいですね。
留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを与えて

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。

猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるよう注意しましょう。

ポイント(4)1日に5~10分以上は遊んであげて

お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。

また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。

まとめ

オセロットやマーゲイ、レオパード、ベンガルなど、美しい斑点模様を持つ「ワイルドキャット」は、多くの愛猫家にとって憧れの的です。しかしながら、ペットとして飼うことはできません。そこで、美しい斑点を持つワイルドキャットの魅力を追求し、人工的に作出されたのがオシキャットです。

1964年、アメリカミシガン州に住む「ヴァージニア・デリー」が、アビシニアン・カラーのサイアミーズを作出しようと試み、アビシニアンとサイアミーズを交配した際に、斑点模様のオスが1匹だけ生まれました。このオスは「トンガ」と名付けられ、去勢をしてペットとして譲られます。しかし、新聞社がトンガのことを「美しい斑点のある猫」と報じたことで、トンガは多くの人々に知られることとなります。この出来事がきっかけとなって、デリーの繁殖プログラムを基に、斑点模様を持った猫の繁殖がスタートしました。

繁殖には、アビシニアンとサイアミーズに加え、アメリカン・ショートへアも用いられました。当初は体型を改良する目的でしたが、アメリカン・ショートへアの配合によって、シルバーの毛色を得ることにも成功しました。こうして作出された猫は、ワイルドキャットの「オセロット」にイメージが似ていたことから、「オシキャット」と名付けられ、1987年にはCFAに正式な猫種として公認されました。日本でも熱心なブリーダーによって繁殖され、人気の猫種のひとつになっています。キャットショーでは、グレードの高い猫を見ることもできます。

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オシキャットに似た猫の種類

アメリカンショートヘアー

アビシニアン

オシキャットに関するQ&A

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4歳のオシキャットです。先日、膝蓋骨内方脱臼と診断されました。手術しないといけないのでしょうか。気をつけることなどあれば教えてください。

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監修
高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
ヤマザキ動物専門学校

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