1. トップ
  2. 猫図鑑
  3. 短毛種
  4. 飼い方
  5. コラットの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

短毛種

UP DATE

コラットの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

コラット

コラット

英語名
Korat
原産国
タイ
公認団体
CFA、TICA、FIFe、GCCF
毛種
短毛種
  •  コラット その1
  •  コラット その2
  •  コラット その3
  •  コラット その4
  •  コラット その5

高野 八重子 先生

タイ北東部のコラット高原の農家で古くから大切に飼われてきたコラット。独特のハート形の顔は“愛の表現”、銀色に輝く被毛は“硬貨の色”とされ、幸運を招く猫といわれています。そんなコラットの特徴や性格などをご紹介します。

コラットの特徴・性格・毛色

コラット
Bigandt_Photography/gettyimages
光沢があるシルバー・ブルーの被毛と、宝石のペリドットのようにグリーンに輝く目独特のハート形の顔の輪郭をもつコラット。幸せと繁栄をもたらす猫として、タイで古くから大切に飼われてきました。比較的、毛が抜けにくく、室内飼育に適しています。また、ほかの猫に比べ、聴覚、視覚、嗅覚が優れているといわれています。

コラットの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

※このグラフは、『新しい猫の教科書』(高野八重子著、緑書房刊)の記述をもとに編集室で作成。これらはあくまで目安ですので、飼育環境や状況、個体により異なることがあります。

コラットの性格

コラットは、マイペースで自己主張が強い部分もありますが、社交性があり、遊び好きで、飼い主さんにはとても忠実です。大きな声で、家族に話しかけるようによく鳴きます。

コラットの大きさと体型

筋肉質で引き締まったしなやかな体は中ぐらいの太さで、やや短めの四肢をもっています。顔は丸形でもくさび形でもなく、独特のハート形をしています。

体重:2.8~6kg
コラット

コラットの毛色の種類

コラットの毛色は、シルバー・ブルーのみ。毛質は光沢のある短いシングルコートで、体に密着しています。目はグリーンです。
コラット

コラットの心配な病気

・遺伝的にβ-ガラクトシダーゼという酵素が欠損し、糖脂質を正常に分解できず、進行性の中枢神経障害や全身骨系統疾患を引き起こす「GM1 ガングリオシドーシス」

・特定酵素の遺伝的欠損によってGM2ガングリオシドという糖脂質が脳などに蓄積する「GM2 ガングリオシドーシス」

一般的に猫がかかりやすい膀胱炎、尿結石、腎不全などにも気をつけましょう。

コラットの価格相場(2023年)

コラットは一般的に入手が難しく、輸入や専門のブリーダーや里親制度が主な入手方法です

 

コラットの飼い方

コラット
MGStockPhotography/gettyimages

ポイント(1)猫といっしょに過ごす時間を作ってあげられる人向け

コラットは、飼い主さんのそばで過ごすことを好みます。また、活動的で、遊ぶことが大好きです。構ってもらえないとストレスをためることもあるので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人、楽しい遊びに付き合ってあげられる人などが向いているでしょう。

ポイント(2)誤食につながるものは片付けて

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に薄明薄暮性の動物で、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。
また、猫タワーを設置したり、上っても大丈夫な場所を部屋に作ってあげたりするといいですね。
留守番をさせるときは、入ってほしくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。コラットはとても賢く、観察力が優れていますから、猫が開けられない場所に片付けることを習慣にしましょう。

ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを与えて

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。

猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるように注意しましょう。

ポイント(4)定期的にブラッシングを

コラットの被毛は、密に生えたシングルコートなので、お手入れは難しくありません。獣毛ブラシで、やさしくマッサージをするようにブラッシングしてあげましょう。

コラットに似た猫の種類

コラットに関連する記事

コラットの歴史や背景

コラット
Bigandt_Photography/gettyimages
コラットは、タイ北東部のコラット高原で、幸せと繁栄をもたらす猫(シ・サワット)として古くから大切に飼われてきました。19世紀の終わり頃イギリスに輸入されましたが、当初は“ブルーのソリッドのサイアミーズ”と位置付けていたため新鮮味がなく、注目を集めませんでした。その後、1959年にアメリカに輸入され、1966年にCFAにより公認されました。
監修: 高野八重子先生ヤマザキ動物専門学校
参考:『猫の教科書』(緑書房)

写真選定協力:石原さくら
猫写真家として、「ねこのきもち」表紙他多数で活躍するほか、メディアの出演・講演も多数。著書・共著に「てらねこ 毎日が幸せになる お寺と猫の連れ添い方」(KADOKAWA)、「かわいいかわいい ねこのかぶりもの」(パルコ)など。愛玩動物飼養管理士1級。A級キャットグルーマー。デボンレックスとシンガプーラのブリーディングの経験もあり、猫の品種についての造詣も深い
CATEGORY   短毛種

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「短毛種」の新着記事

新着記事をもっと見る