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猫の性別・猫種・毛柄による違い~猫の心と体

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猫は、性別や猫種、毛柄の色などによっても、性格や特徴に違いがあります。それぞれの違いを知れば、猫との生活がより楽しくなるでしょう。

この記事の監修

長谷川 諒 先生

 獣医師・潜水士

 きたじま動物病院所属
 株式会社あにまーる所属
 ヤマザキ動物専門学校非常勤講師(薬理学)

 北里大学獣医学部獣医学科卒業
 北里大学獣医生化学研究室所属 研究テーマ「猫の慢性腎不全における鉄代謝」

●所属:国際猫医学会日本猫医学会日本獣医学会日本獣医がん学会

●主な診療科目:内科(猫)/一般診療(外科、内科)/予防医療

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【性別による違い】オス・メスの違いから愛猫が喜ぶことを知ろう

オスとメスでは好きなことが違います。オスとメスの違いを知っておけば、より愛猫のことを理解してあげられます。その理由も知っておきましょう。

◆オス猫の特徴

(1)運動量の多い遊びをする

オスはメスよりも激しい遊びを好みます。メスよりも全身の筋肉が発達しているため、おもちゃへの好奇心も旺盛なので、遊び時間が長めになる傾向があります。大きな動きができたり、ワクワクを感じられる知育おもちゃや、ひもが長い「じゃらしおもちゃ」だと、さらに満足するでしょう。

(2)縄張りを守りたい気持ちが強い

爪とぎはマーキング行動のひとつで、とにかく縄張りを守りたい気持ちのあらわれです。オスは縄張り意識が高いので、メスよりも頻繁に爪とぎをします。そのため「爪とぎ器」は多いほうがいいです。爪とぎ器を複数個置いてあげましょう。

窓ガラス越しなどから、ノラ猫が見えると縄張りの危険を感じて尿スプレーなどの激しいマーキングをすることがあります。カーテンを閉めるなどの工夫をしましょう。

(3)新しいものを置いたら心ゆくまで調べる

縄張りの変化に敏感なオスは“ビビリ”で、心配性の傾向があります。新しいものはニオイを嗅いだり前足でチョイチョイと触ったりして、危険ではないことを確認しないと気がすみません。とくに経験値が低い若い猫ほど、新しいものを調査したがります。

オスの好奇心を満たす方法は以下のような方法があります。
・荷物の入っていた段ボール箱をそのままにしておく。
・室内に迷路のような道を作ってあげる。
・おもちゃを定期的に新しくする。

(4)必要なエネルギー量が多く食いしん坊になりがち

メスよりも体が大きいオスは基礎代謝が高いので、1日に必要なエネルギー量も多くなります。また、縄張りのパトロールなど運動量も多いので、食いしん坊になりがちです。メスよりも食べることに喜びを感じる傾向があります。
ただし、去勢手術をするとホルモンバランスが崩れ、代謝が落ちるので太りやすくなります。手術後の食事はとくに、目分量ではなく、きちんと計測して与えるようにしましょう。

(5)猫自身のニオイがついたものを好む

縄張りを広く安全に保ちたいオスにとって、空間が自分のニオイで満たされていることは安心につながります。猫自身のニオイを消してしまうとストレスになることもあるので、ニオイを一気に消さないよう、掃除や模様替えは数回に分けて行いましょう。

(6)飼い主さんへの欲求アピールが強い

オスは自分の欲求を通すことを一番に考え行動することが多いので、飼い主さんへのアピールが強いといえます。この欲求にしっかり答えることで、猫との信頼関係もより深まります。

(7)女性とのコミュニケーションを好む

オスは女性とのコミュニケーションを好み、男性を警戒する傾向にあります。女性の高めの声やゆったりとした動きが男性に比べて受け入れやすいからです。さらに猫はフェロモンで性別が識別できるので男性が近くにいると「自分の縄張りが侵される」と不安になることがあります。

◆メス猫の特徴

(1)静かに過ごせる場所が好き

メスはじっと過ごす時間がオスよりも長いです。縄張りを広く持たず、動き回ることが少ないためです。筋肉もオスほど発達していないため、静かに過ごすことを好むと言えるでしょう。そのため、猫だけで落ち着ける場所をつくるとメスは満足します。そばを通るときは大きな足音を立てないようにそっと歩いましょう。

(2)ブラッシングをこまめにすると喜ぶ

出産や子育てをするメスはオスよりも自分の健康管理を大切にする傾向があります。そのため、血行を促したり、体を清潔にしようとしたりします。毛並みが乱れることを嫌う傾向にあるので、毛の流れに沿ってブラッシングを丁寧にしてあげると、メスの猫はとくに喜ぶでしょう。
ただしやりすぎはNG。メスは自分のペースを乱されるとストレスを感じることがあるので、ブラッシングは猫が嫌がる前にストップし、しつこく行わないことが大切です。

(3)新しいものは苦手

メスは本能から子猫を守ろうとする気持ちが強いので、オスよりも周囲への警戒心が強いと言えます。メスは生活圏内に知らないものが入ってくると、安全だと認識するまで近づこうとしないので、新しいものにはゆっくり慣れさせてください。

(4)少食の傾向がある

メスはオスよりも活動量が少なく、少食気味です。オスに比べてじっとしている時間が長く、エネルギーを消費しにくいためです。またオスに比べてマイペースなので、食に対してあまり貪欲ではないのも理由のひとつでしょう。フードは一度にたくさん与えず、小分けにしてあげましょう。

(5)隠れられる場所があると安心する

メスは敵に子猫が襲われないよう、周りを注意深く観察するという本能があるので、危機察知能力が高いといます。そのため、何かあったときにすぐ身を隠せる場所が不可欠です。隠れることで安心感を得られます。
もしも来客の予定が事前にわかっているなら、猫を別室に移動させておくなどして、なるべく驚かせないようにしましょう。

(6)飼い主さんへのアピールサインは控えめ

メスはオスよりもアピールが控えめで、自分のペースを大切にする傾向があります。飼い主さんから積極的にかまい過ぎると、メスは我慢をしてストレスになることもあります。
スキンシップのやめどきの見分け方は、耳が外側を向いている、黒目がちになる、ひげが前方向に伸びている、などです。このような様子がみられたら、かまうのをやめてそっとしておきましょう。

(7)しっぽの付け根をポンポンと叩くと喜ぶ

メスは一般的にしっぽの付け根付近に生殖器などにつながる神経が集中しているので、しっぽの付け根を叩いてあげると気落ちよくなり、喜ぶ傾向にあります。

【猫種による違い】猫種によっていろいろなタイプがいる

世界には、遺伝や突然変異で偶然生まれた猫種など、さまざまな猫がいます。体の特徴や毛の長さなどが違ういろいろな猫を知ると、猫との楽しみがいっそう増えるでしょう。

垂れ耳の猫&反り耳の猫

●垂れ耳の猫種

・スコティッシュフォールド

前方に向かって折れ曲がった耳が特徴的です。1951年にイギリスのスコットランドで突然変異によって生まれた垂れ耳の猫が起源とされています。

●反り耳の猫種

・アメリカンカール

1981年にアメリカのカリフォルニア州で発見された突然変異の反り耳の猫が始まりだそう。生まれて12週頃までに徐々に反り耳になります。

左右で色が異なる目の猫

●ブルー×イエロー系

左右で色が異なる目のことを「オッドアイ」といいます。猫種は関係なく、白色の毛をもつ猫ほど生まれる確率が高いそう。目の色は片目がほぼ必ずブルーで、もう片方の目はイエロー系になる割合が高いとされています。
色素を抑える「白毛遺伝子」がたまたま片方の目だけ色素を欠乏させ、目の色がブルーになることで「オッドアイ」の猫が誕生するそうです。
日本では「金目銀目」と呼び、縁起がいいとされています。

鼻ペチャの猫

●鼻ペチャの猫種

・ペルシャ

起源は定かではありませんが、名前の「ペルシャ」から現在のイランの近隣が原産地とされ、16世紀ごろには諸国へ持ち込まれたとされています。

・エキゾチックショートヘアー

1960年代にアメリカで「ペルシャ」と「アメリカンショートヘアー」を交配して誕生しました。「ペルシャ」の見た目を引き継ぎつつ、短毛になりました。

足やしっぽに特徴がある猫

●短い足の猫種

・マンチカン

1990年代にアメリカで発見された突然変異の短い足の猫が始まりとされています。2足立ちをよくします。短い足で安定感があるからといわれていますが、このかわいい姿に魅了される人は多いです。

●短いしっぽの猫&カギしっぽの猫

・ジャパニーズボブテイル

短いしっぽや、しっぽが曲がったり折れたりしているカギしっぽは、日本ではミックス猫に見かけることが多く、基本的に遺伝的なものとされています。日本の短いしっぽをもつ猫をアメリカで繁殖させ、1976年にCFA(アメリカの猫登録協会)の公認を受けています。

・マンクス

イギリスのマン島が原産地で、発祥については多くの言い伝えが残っていますが、突然変異とされています。繁殖がとても難しい珍しい猫種です。

長毛&短毛の猫

猫は、毛の長さによって、大きく長毛種と短毛種に分かれます。長毛種と短毛種でお手入れの頻度などが少し違ってきます。例えばブラッシングは、長毛種は、短毛種に比べて汚れが付きやすかったり、もつれやすく毛玉できやすかったりするので毎日してあげるのが理想です。短毛種は週1~2回でもOKです。

長毛猫の長い毛は、その見た目からロシアや北欧などの北方がルーツだと思う人も多いようですが、長毛猫が初めて生まれたのは、日本とほぼ同じ緯度に位置するトルコ周辺という説が有力です。この地で「長い毛をつくる」遺伝子を持つ猫が突然生まれて、その後世界に広がったと考えられています。
日本で長毛種が本格的に多くなったのは1950年代以上で、この頃から長毛種を含む多くの洋猫が日本に入ってくるようになり、ここ50~60年ほどの間に飼う人が増えてきました。
短毛種の中には、無毛の猫や超短毛種などの珍しい猫もいます。

●長毛種の猫(1)ロングヘア

・ペルシャ

今いる猫種の中で最も毛が長いことで知られています。毛が絡まないように毎日のお手入れが必要です。

・ノルウェージャンフォレストキャット

北欧(ノルウェー)出身の猫種です。厳しい寒さにも耐えられるように密度が高くて長い毛が特徴です。

・メインクーン

名前は、アメリカのメイン州出身で、ふさふさのしっぽがクーン(アライグマ)と似ていたことに由来するそうです。

・ヒマラヤン

顔や体の先端が濃くなるポイントの毛柄が特徴の長毛猫です。

その他ラグドール、サイベリアンなどの猫種もロングヘアの長毛猫です。

●長毛種の猫(2)部分的に毛の長いセミロングヘア

・アメリカンカール(※短毛種もいます)

くるんと反った耳が特徴の猫種です。首やしっぽに長い毛が見られます。最近では短毛種も増えてきています。

・ソマリ

全身の毛が長いのですが、首元のたてがみ状の毛や、しっぽの毛は特に長くなります。

ほかに、ターキッシュ・アンゴラ、ターキッシュ・バンなどの猫種もセミロングヘアの長毛種です。

●短いウエーブヘアの猫

・コーニッシュレックス

「さざ波のよう」と表現される、短いシルキータッチのウエーブヘアです。体に対して顔が小さめで、縦長の大きな耳と高い鼻を持っています。性格は人懐っこく活発です。人ごみや騒音に怯えることはほとんどありません。

ほかにも毛がカールしている猫種に、ラパーマ、デボンレックスなどがいます。

●毛がない猫(無毛猫)

強烈なインパクトの外見を持つ猫種です。実際には、うっすらと産毛が生えていますが、「無毛」と分類されます。

・スフィンクス

無毛の体とよく見える顔や体のシワ、レモン形の目が特徴です。カナダで突然変異によって生まれた1匹の無毛の猫が起源です。性格は従順で人懐っこく、なでられるのが大好きです。被毛がないので寒さには弱いようです。

・ドンスコイ

ロシアで保護された無毛の猫が起源です。おでこに垂直のシワが目立ちます。スフィンクスよりもややつり上がったアーモンド形の目と、少し長めの鼻が特徴です。穏やかでフレンドリーな性格です。

【毛柄による違い】猫は毛柄によって性格も違う

猫の毛柄はどうして違うの?

飼い猫の祖先・リビアヤマネコの毛柄の遺伝子の突然変異によって多様化しました。
私たちの知る飼い猫は、もともとは野生で暮らすヤマネコが家畜化されて生まれました。さらに、ヤマネコの祖先はアフリカ大陸に住む、リビアヤマネコだということがわかっています。

つまり、猫の毛柄は、すべてこのリビアヤマネコの縞模様から始まったのです。この毛柄の遺伝子が、突然変異を繰り返しながら世界各地で複雑に絡み合った結果、今日に見られる多種多様な毛色や模様が生まれました。

親猫の毛柄や遺伝子の働き方によって、さまざまな毛柄が生まれる

猫の毛柄は、その猫の父猫と母猫の両方から受け継いだ遺伝子がペアとなって決まります。
さらに、毛柄の遺伝子には2種類あり、子の世代に出るもの(顕性遺伝子)もあれば、何世代もあとに突然出る可能性があるもの(潜性遺伝子)もありますから、たとえ同じ親猫から生まれたとしても、受け継ぐ&働く遺伝子は猫によって異なります。きょうだいでも違う毛柄が生まれるのは、こういったメカニズムがあるからなのです。

ちなみに、シンガプーラという猫種をはじめ、毛色が限定されている一部の猫種は、決まった毛柄が顕性的に遺伝しやすい傾向を持っているものもあります。そのため、両親が同じ猫種の場合、子猫も同じ毛柄になりやすいのです。

黒一色の毛柄の猫

歴史的にいても人との関係が深い黒猫。猫についての日本での最古の記録に登場するのも、平安時代初期に宇多天皇が飼っていた黒猫です。また、江戸時代には「黒猫を飼うと結核が治る」というウワサから、ブームになったこともあるそうです。
黒猫は、基本的に黒一色ですが、じつは「黒」以外の遺伝子ももち、それが現れにくいだけです。性格は目立たず敵に狙われにくかったのか、穏やかで友好的な猫が多いようです。

白一色の毛柄の猫

猫がほかの毛色や模様をつくる遺伝子を持っていても、すべての白猫がもつ「白い毛柄をつくる遺伝子」が、ほかの遺伝子を抑えて毛色を白1色にしてしまうので、「絶対顕性の白」とも呼ばれることがあります。
しかし、強い遺伝子を持っていても、野生ではやはり「白」は敵に襲われやすかったのでしょう。その名残りなのか、注意深く、繊細な性格の猫が多いようです。

グレー(ブルー)の毛柄の猫

「グレー」は、黒の遺伝子に毛色を薄くする遺伝子が働いてつくられます。青みがかったグレーなので、専門的には「ブルー」と呼ばれることが多く、純血種では「ロシアンブルー」が有名です。
黒猫の遺伝子に構成が似ているためか、性格も黒猫に似て穏やかで大人しい傾向があるようです。とはいえ、コラットやシャルトリューなど、グレーに限定された純血種があり、猫種によって性格の傾向はわかれるようです。

キジトラの毛柄の猫

飼い猫の中でもっとも猫本来の毛柄に近く、日本の猫に特に多い毛柄がキジトラです。キジトラとは「全身に黒と茶色のしま模様がある毛柄」のことです。
キジトラはもっとも野生の猫に近く、毛柄をつくる遺伝子の構成がほぼ同じです。そのためか、慎重で警戒心が強く野性的な性質のようです。しかし一転、飼い主さんには甘えん坊になりがちです。

茶トラの毛柄の猫

「茶トラ」は全身にオレンジがかった明るい茶色のしま模様がある毛柄のことです。キジトラ柄に「オレンジの毛色」をつくる遺伝子が働いた毛柄で、模様はキジトラと同じマッカレル(魚のサバ)タビ―なので、専門的にはレッド・マッカレルタビーと呼ばれています。また、色合いから、アメリカでは「ジンジャー(生姜)」と呼ばれることもあります。

遺伝的にオスのほうが多いことがわかっています。そのため「甘えん坊」「欲求にストレート」など、オスの特徴的な性格が見られる猫が多いようです。
「オレンジの毛色」をつくる遺伝子が働くと、メスは茶トラのほかに「ミケ」や「サビ」も生まれますが、オスは茶トラしか生まれません。そのため茶トラはオスが多くなり、「大きい」という印象をもたれることが多いようです。

サバトラの毛柄の猫

もともと日本に少ない洋猫の遺伝子を引き継ぐ柄です。サバトラ柄のしま模様は、キジトラ柄や茶トラ柄と同じく、魚のサバに似ているのでマッカレル(=サバ)タビーと呼ばれています。「毛色をシルバーにする」遺伝子が働いており色もサバに似ていることから、日本では「サバトラ」と呼ばれています。
サバトラは、戦後に洋猫との交配で生まれたといわれて、日本では数が少なめです。遺伝的に、猫の祖先・リビアヤマネコにも、人為的に誕生した洋猫にも似ているので、野性的で慎重かつ活発な性格の猫が多いようです。

ミケの毛柄の猫

欧米では珍しい3色のカラフルな毛柄です。「ミケ」は黒・オレンジ・白の3色の組み合わせで、専門的にはトーティ(黒とオレンジの2色)に白い毛色が混じった「トーティ&ホワイト」、もしくは「キャリコ」と呼ばれています。日本ではよく見られていますが、世界的には珍しく、欧米では「MIKE(ミケ)」とも呼ばれて親しまれている柄です。

ミケ柄は遺伝子的に大半がメスとわかっています。そのため「気まぐれ」「怖がり」などメスの特徴的な性格が見られることが多いようです。
オスが生まれる確率はとても低く、その確率は数千匹から3万匹に1匹程度とも言われ、貴重なオスのミケは、古くから「災いから身を守る」と言い伝えられています。

サビの毛柄の猫

黒とオレンジの2色が複雑に入り混じった毛色を「サビ」と言います。毛柄のパターンはランダムです。太陽の光が当たったときの色合いから「べっ甲」と呼ばれたり、その模様から「トーティシェル(カメの甲羅)」とも呼ばれたりしています。
サビの柄はミケ柄と同様に、遺伝子的に大半がメスです。そのため、サビ柄の猫は、全体的に小柄な印象です。マイペースなところや、気ままで甘えベタなところなど、メスの特徴的な性格が見られることが多いです。

クラシックタビ―の毛柄の猫

アメリカンショートヘアーに代表されるうず巻き柄を「クラシックタビ―」と呼びます。猫のしま模様は、キジトラなどに見られる縦じまの「マッカレルタビー」と、体の側面のうず巻き模様が特徴的な「クラシックタビ―」に大きく分かれます。

クラシックタビ―は西洋に多く、昔からよくある毛柄です。代表的な猫種はアメリカンショートヘアーですが、スコティッシュフォールドやマンチカン、ノルウェージャンフォレストキャットなどにも見られます。
性格は猫種によるものの、純血種が多いだけあって、遊び好きで活発な傾向にあるようです。

ポイントの毛柄の猫

鼻の周りや耳の先、しっぽや足先など体の先端が濃い色になるのがポイント柄の特徴です。一説では、とくに冷えやすい体の先端の毛色のを濃くして日光を集めることで寒さから身を守っているといわれています。
日本でポイント柄の猫が見られるようになったのは1960年代からです。シャムが大流行したことで交配が進み、ミックス猫にも多くみられるようになりました。
性格もシャムのフレンドリーさを受け継いでいる猫が多いようです。

シェーデッドの毛柄の猫

ペルシャに代表されるシェーデッドは、白い毛先側に、グラデーションのように色が入る毛柄です。
色の入り方は、1本の毛全体の3分の1から2分の1ほどです。その割合によって、さらに、毛の中間まで色が入る「シェーデッド」、毛の根元近くまで色が入った「スモーク」、毛の先端にだけ色が入る「ティップド」の3パターンに細分化されています。

このように一口にシェーテッドといっても色素量に差があるため、目の色や性格も個体によってさまざまです。ちなみに、毛の根元から単一色である一般的な毛は「ソリッドカラー」といわれます。

アグーティの毛柄の猫

アビシニアンに代表されるアグーティは、しま模様がはっきり体表に現れるキジトラのような柄と比べて、細かいしま模様が入る毛柄で、光沢感のある絶妙な色が特徴です。
その色の秘密は、毛の配色にあります。1本の毛に、3~4色の色が入っているので、ほかの毛柄にない、不思議なニュアンスの色味が出るのです。
代表的な猫種は、アビシニアンのほか、ソマリ、シンガーラなどで、猫種にもよりますが、比較的、野性的な性格の猫が多いようです。

猫の性別・猫種・毛柄別に、性格や特徴の違いを詳しく解説しました。愛猫に当てはまる項目をチェックして、お世話やコミュニケーションに役立ててくださいね。

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監修/長谷川諒先生(きたじま動物病院)
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより

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