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ライフラインが途絶えたらどうする? 愛猫のためにも事前の備えを

災害時は、電気やガスなどのライフラインが途絶えてしまうことがあります。そうなったときのことを想定して、事前に準備しておくことはとても重要です。
そこで今回は、電気やガスが途絶えたり、ゴミの回収がなくなったりしたときにどうすればいいのかなどを、愛玩動物看護師の西村裕子さんに伺いました。

電気が使えず真っ暗なときは?

ラグドールのちぇるちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
電気の供給が途絶えて照明が使えなくなったときに備えて、懐中電灯やソーラー式のミニランタンなど、コンセントを必要としない照明器具を用意しておくといいでしょう。すばやく手に取って使えるうえ、携帯できるので何かと便利です。

暗闇の中では、愛猫の居場所や様子がわからず不安になってしまいがち。小さくても明かりがあれば心の支えになり、飼い主さんと愛猫、両者の安心にもつながります。

暖房が使えずに寒いときは?

ロシアンブルーのりんくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
電気やガスの供給が止まると、エアコンやこたつなどの暖房器具も使えなくなります。毛布だけでは十分な暖がとれない場合もあるので、カセットコンロとガスボンベを常備して、即席の湯たんぽをつくれるようにしておくと安心です。

また、湯たんぽは空のペットボトルで代用ができます。カセットコンロで湯を沸かしてペットボトルに注ぎ、タオルで巻けばOKです。ただ、熱湯のままだとペットボトルが変形するおそれがあるので、水と混ぜて60℃程度になるよう温度調節をしてください。

冷房が使えずに暑いときは?

Mix(キジトラ)のはるちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
夏場に冷房が使えないと、熱中症のリスクが高まります。熱中症は命に関わることもあり、特にシニア猫や持病のある猫、肥満の猫は注意が必要です。

対策としては、持続時間が限られるものの、瞬間冷却材や保冷剤を用意しておく、冷蔵庫に凍ったペットボトルを常備しておくなどです。いざというときは、ケージの中に愛猫を入れ、これらの冷たいグッズをケージの上に置けば、冷気が下に降りてきて涼むことができます。

ゴミが回収されないときは?

Mix(茶×白)のガルちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
災害の状況次第では、平時のようにゴミの回収がされない場合があります。その場合は、行政が指定した場所にゴミを持って行って出すことになるため、情報収集は欠かさずに。
ゴミをためたり、指定された場所以外に出したりすることで生じる衛生環境の悪化は、健康にも悪影響です。特に猫の排せつ物を入れたゴミ袋はしっかりと口を結び、悪臭のもとにならないよう配慮しましょう。
災害時は、何が起こるかわかりません。ご紹介したようにライフラインが途絶えた場合のことも考え、普段から備えておくことが大切です。
お話を伺った先生/西村裕子さん(一般社団法人ひとtoペット理事長 愛玩動物看護師/修士(災害医療) 看護師 災害支援動物危機管理士 日本災害看護学会認証まちの減災ナース指導者)
参考/「ねこのきもち」2025年3月号『万一のとき「愛猫とおうちで避難生活」ということもあるから 自宅避難の心得』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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