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画像で解説! 猫の”オシッコの色”が病気のサインかも?
愛猫のオシッコの「色」を確認していますか? あまり気に留めない部分かもしれませんが、猫のオシッコの色からわかる病気は多いため、毎日チェックすることをおすすめします。
そこで今回は、病気が疑われる猫のオシッコの色について、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
そこで今回は、病気が疑われる猫のオシッコの色について、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。
心配な猫のオシッコの色
健康的なオシッコは、ジャスミンティーのような澄んだ黄色です。ただ、水を飲んだあとはやや薄い、起床直後はやや濃いなどの変化はあります。ここでは、代表的な心配なオシッコの見た目をまとめました。
※以下の排せつ物の写真は、田草川先生の指導のもと再現したものです。
※以下の排せつ物の写真は、田草川先生の指導のもと再現したものです。
赤色
オシッコに血液が混じると、赤やピンク色に。この色が見られたら、膀胱炎など泌尿器から出血しているおそれがあります。
オレンジ色
カボチャの煮汁のような、少し濁ったオレンジ色のオシッコをする場合は、肝臓病などの病気が疑われます。
キラキラした黄色
オシッコがキラキラしているのは、尿の中に結晶が含まれているためです。尿石症を発症していると考えられます。
透明に近い黄色
水をたくさん飲み、オシッコが薄まっている状態です。病気の影響によって、多飲多尿になっているおそれがあります。
膀胱炎と尿石症は毎日のオシッコから気付きやすい
飼い主さんが「オシッコの色がおかしい」と気付いたことがきっかけで、病気の早期発見につながることは少なくありません。
とくに、赤色のオシッコになる下部尿路疾患の膀胱炎や、キラキラしたオシッコが出る尿石症の場合は、排尿後のトイレ砂やペットシーツを見て、異常に気付くことが多いようです。愛猫が心配なオシッコをしていたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
とくに、赤色のオシッコになる下部尿路疾患の膀胱炎や、キラキラしたオシッコが出る尿石症の場合は、排尿後のトイレ砂やペットシーツを見て、異常に気付くことが多いようです。愛猫が心配なオシッコをしていたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
受診の際はオシッコの写真を撮影しておく
なお、愛猫が心配なオシッコをした際は、新鮮なうちに写真撮影をしておけば、動物病院での診察時に役立ちます。
基本的には、オシッコ全体が写っている写真が1枚あれば大丈夫ですが、もしオシッコの中に血が混じっているなど気になる部分があったら、アップでとっておくとなおいいでしょう。ウンチの場合も同様です。
基本的には、オシッコ全体が写っている写真が1枚あれば大丈夫ですが、もしオシッコの中に血が混じっているなど気になる部分があったら、アップでとっておくとなおいいでしょう。ウンチの場合も同様です。
愛猫がいつもと違うオシッコをしたら、「気のせいかな」「自然に治るでしょう」などと楽観視はせず、早めに動物病院を受診して検査をしてもらうことをおすすめします。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考・写真/「ねこのきもち」2025年3月号『見極め・検査・粗相まで 健康のバロメーター 猫のオシッコウンチ大全』
文/東里奈
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
参考・写真/「ねこのきもち」2025年3月号『見極め・検査・粗相まで 健康のバロメーター 猫のオシッコウンチ大全』
文/東里奈
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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