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【獣医師監修】猫の年齢を人に換算すると何才? 早見表や年齢ごとの猫の特徴も

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猫は人よりも早く年をとるといわれています。今回は、そんな猫の人年齢換算早見表や、猫の人年齢の計算法、各年代の気持ちや体の特徴などを解説。加齢によって起きる猫の気持ちと体の変化について知り、猫の年代に応じたお世話に役立てましょう。

※ここで掲載している年齢ごとのさまざまな変化や人と猫の年齢換算は、あくまでも目安であり、猫種や個体によって差があります。

この記事の監修

長谷川 諒 先生

 獣医師・潜水士
 Ani-vet代表
 往診専門 レイクタウンねこ診療所院長

きたじま動物病院所属獣医師

シュシュキャットクリニック所属獣医師
 ヤマザキ動物専門学校非常勤講師(薬理学)

 北里大学獣医学部獣医学科卒業
 北里大学獣医生化学研究室研究生在籍 研究テーマ「伴侶動物の鉄代謝」

●所属:国際猫医学会日本猫医学会日本獣医学会

●主な診療科目:内科(猫)/一般診療(外科、内科)/予防医療

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人でいう何才? 猫の人年齢早見表

2匹の猫
ねこきもち投稿写真ギャラリー

猫は生後1カ月まで人の約18倍、その後1才まで人の約12倍、成猫になると人の数倍の速さで成長していきます。猫の年齢を人の年齢に換算した場合、何才になるのか、下記の早見表をチェックしてみてください。

猫の人換算年齢の早見表

猫の年齢人の年齢猫の年齢人の年齢猫の年齢人の年齢
0カ月0カ月1才18歳12才64歳
1カ月5~6カ月2才24歳13才68歳
2カ月9~10カ月3才28歳14才72歳
3カ月2~3歳4才32歳15才76歳
4カ月5~6歳5才36歳16才80歳
5カ月8~9歳6才40歳17才84歳
6カ月14歳7才44歳18才88歳
7カ月15歳8才48歳19才92歳
8~9カ月16歳9才52歳20才96歳
10~11カ月17歳10才56歳21才100歳
11才60歳22才104歳

猫の年齢を計算する方法は?

猫は2才から人の約4倍のスピードで年をとるため、2才以上の猫であれば、以下の計算式を用いて換算することができます。

24+(年齢-2)×4=人に換算した場合の年齢

猫の寿命はどのくらい?ギネス記録は?

猫の平均寿命が15~16才と長くなった現在では、20才以上のご長寿猫もさほど珍しくなくなりました。近年では獣医療やフードなど、猫の生活を取り巻くものの進歩も目覚ましいため、猫の平均寿命はさらに延びると考えられています。

ちなみに、猫のご長寿世界記録はアメリカで暮らしていたメス猫で、なんと38才だったとか。人に換算すると170歳にもなるというので驚きですね。

子猫期=0~1才

子猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

人でいうなら赤ちゃんから高校生くらいまでの、成長が著しい子猫期。生後3週間ごろまで母乳(ミルク)のみで育ちます。この期間、子猫の体重は1日10~15g増えていき、体重が500g程度になって犬歯が生えたら、フードへと移行していくのが一般的でしょう。

子猫期の体の状態

子猫の月齢人の年齢子猫の体の特徴
5~10日へその緒が自然と取れる
10~14日目が開きかけ、耳が聞こえるようになる・前歯が生えてくる
15~21日脳が発達し、動きも活発になる・犬歯が生えてくる
1カ月5~6カ月自分で行動し始める・離乳する・乳歯が生え始める
2カ月9~10カ月乳歯が生え揃う
3カ月2~3歳すべての感覚器が成熟する
4カ月5~6歳乳歯から永久歯に生え変わり始める
5カ月8~9歳
6カ月14歳早い猫は性成熟する・永久歯がほぼ生えそろう
7カ月15歳
8~9カ月16歳
10~11カ月17歳

子猫の気持ちの特徴

  • 何にでも興味津々、好奇心旺盛(生後4カ月頃から)
  • ずっと遊んでいたい、何でも口の中に入れたい
  • 体験から「好き」「嫌い」「安心」「怖い」を覚える など

子猫の体の特徴

  • 目が開く(生後10~14日)
  • 自分で行動し始める(生後1カ月頃~)
  • 離乳する(生後1カ月頃~)
  • 乳歯が生え揃う(生後2~3カ月頃)
  • すべての感覚器が成熟する(生後3カ月頃)
  • 永久歯に生え変わる(生後6カ月頃)
  • 性成熟する(生後6~9カ月)
  • 体長が伸び、体重が増える
  • 体温が高く、代謝が活発 ※ただし生後3週目までは体温調節機能が未熟
  • 毛が細く柔らかい など

子猫の生活行動の特徴

  • 活発に動く(走る、よじ登る)
  • 何でも噛む、口に入れる
  • 物を追いかける遊びや狩りのマネごとをする
  • 遊び疲れると無防備な姿勢で眠る
  • ほかの猫と同居の場合、同居猫と寄り添って眠る
  • ほかの猫と同居の場合、同居猫とじゃれ合って遊ぶ、追いかけっこをする
  • ほかの猫と同居の場合、同居猫のマネをする など

離乳後の生後2~9週齢は、自立に向けて狩りを学ぶ時期で「猫の社会化期」と呼ばれています。
この時期は恐怖心よりも好奇心が勝り、とても活発なのが特徴で、この時期に見たもの、触れたもの、体験したことにはその後も警戒せずに対応できるとされています。そのため、この時期にさまざまな体験をさせると、刺激への耐性が生まれて、ストレスを感じにくくなるでしょう。

成猫期=1~6才

成猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

人でいうなら新成人からアラフォー世代にかかる、成猫期。心身ともに成熟していき、猫それぞれの個性もはっきりと見えてくるころでしょう。子猫期とはまた違ったパワーがあふれる年代のため、しっかりと遊ぶ時間を作ってあげることが大切です。

成猫の気持ちの特徴

  • 自分のペースで生活したい(群れない)
  • 狩りをしたい
  • 自分の縄張りを守りたい、侵入されたくない
  • 知らない物や人を警戒する
  • 経験から学習する(知能が高い)
  • 刺激が少ないと退屈する
  • 猫によっては新しい猫を受け入れにくい など

成猫の体の特徴

  • 成長が止まる(1才時の体重がベスト体重)
  • 筋肉が発達している
  • 目つき、顔つきがキリッとしている
  • 被毛の色が本来の色になる(子猫のときは薄い)
  • 被毛が本来の長さになる・毛玉ができやすくなる(長毛種)
  • 体力・免疫力が高く、健康状態が安定している など

成猫の生活行動の特徴

  • 活動・休息の時間が分かれる
  • 本格的な狩りに近い遊びをする(獲物を的確に狙う)
  • 高いところに軽々とジャンプする
  • 動く物や物音に敏感に反応する
  • 爪とぎやマーキングが激しくなる
  • 来客時などに隠れるようになる
  • かくれんぼや宝探しなど、高度な遊びができるようになる
  • おねだりが上手になる
  • 飼い主さんの行動パターンを覚える
  • ほかの猫と同居の場合、同居猫と距離を置く
  • ほかの猫と同居の場合、ケンカをしやすくなる など

シニア猫期=7~14才

シニア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

人でいうなら中高年にあたるシニア期。好奇心があり活発だった成猫期に比べると、やや落ち着いた行動が目立つようになります。また、飼い主さんと意思疎通ができるようになり、信頼関係がより深まってくるでしょう。
一方で、代謝が落ちてくるタイミングのため、食事管理には注意が必要です。

シニア猫の気持ちの特徴

  • 自分の好きな場所で平和に過ごしたい
  • 自分のペースで邪魔されたくない
  • 落ち着いていて、あまり動じない
  • 遊びに飽きやすい
  • 飼い主さんに甘えたい
  • 飼い主さんと意思疎通できる など

シニア猫の体の特徴

  • 代謝が落ちて太りやすくなる
  • 体の機能が落ちる
  • 筋力が落ちる
  • 体力・免疫力が落ちる
  • 被毛や肉球が乾燥する
  • 加齢に伴う病気になる
  • 関節に痛みが出る
  • 便秘になる
  • 口臭がする など

シニア猫の生活行動の特徴

  • 睡眠時間が長くなる
  • 活動量が少なくなる
  • ジャンプ力が落ち、高いところに上がらなくなる
  • 動く物や物音にあまり反応しなくなる
  • 動きがゆっくりになり、横着になる
  • 暖かい場所を好むようになる など

ハイシニア猫期=15才以上

ハイシニア
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人でいうなら、ご隠居さんにあたる年代のハイシニア期。心穏やかにのんびりとすごすことを好み、飼い主さんのそばで安心していたい猫も多いようです。物音や部屋に入り込んだ虫など、かつては興味を示していたものもほとんど気にしなくなります。
免疫力が落ち体温も下がる傾向にあるため、健康管理にはより気を配ってあげましょう。

ハイシニア猫の気持ちの特徴

  • 慣れた環境でのんびりと過ごしたい
  • 安心したい・飼い主さんのそばにいたい
  • 動くのが面倒くさい(食事やトイレも含めて)
  • 動く物や物音をほとんど気にしなくなる
  • 暖かい場所にいたい
  • 飼い主さんと心が通じ合う
  • ほかの猫と同居の場合、ほかの猫を気にしなくなる など

ハイシニア猫の体の特徴

  • 顔や体がやせる
  • 顔つき・目つきが老猫っぽくなる
  • 被毛がボサボサして毛割れができる
  • 被毛が白くなる(黒くなる猫もいる)
  • 代謝が落ち、体温が下がる
  • 免疫力が落ちる
  • 爪が厚くなり、巻き爪になる
  • 口臭がきつくなったり、歯が抜けたり、よだれが出るようになる
  • 目ヤニや鼻汁が増える
  • さまざまな病気が悪化しやすくなる など

ハイシニア猫の生活行動の特徴

  • ほとんど寝ている
  • 動きがかなりゆっくりになる
  • 毛づくろいをあまりしなくなる
  • 食が細くなる・食の好みが変わる
  • 飼い主さんのそばにいることが増える
  • 少しの段差を上がれなくなる
  • 自分でゴハンを食べられなくなる など

年齢がわからない猫を見分ける方法はある?

あくび
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

なお、保護猫や元ノラ猫の場合は、猫の年齢がわからないことも少なくありません。このような場合、とくにノラ猫であれば「歯」をチェックして、年齢を推測することがあります。

というのも、ノラ猫の場合は狩りで歯をよく使うため、歯に年齢が出やすい傾向が。そのため、歯のすり減り具合や本数をチェックすることで、大まかな年齢を推測することができるのです。

歯以外にも、毛のツヤや体形など、体の状態を総合的にチェックすることで、より細かな年齢を推測することができるでしょう。

愛猫の年齢と向き合い、一瞬一瞬を大切に

かわいい猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫の加齢は避けられないものですが、年を重ねて長い時間を共有することは、猫にとっても飼い主さんにとっても幸せなことです。

今回ご紹介した内容も参考に、愛猫の年齢による変化をあらかじめ知っておくことで、愛猫にとって一番いいお世話をしてあげられるようにしたいですね。

参考/「ねこのきもち」2019年2月号『知れば知るほどもっと知りたくなる 動物学者・今泉先生に聞いた 愛しき猫のふしぎ』
監修/長谷川諒先生(きたじま動物病院)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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