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猫の生活スタイル~猫の心と体(3)

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猫の生態・習性を理解して、できるだけその生活スタイルやペースを尊重してあげると猫も人との暮らしが楽しくなるはずです。猫のことをより深く知って猫も人もハッピーな生活を目指しましょう。

まず知っておきたい、11の猫の生活スタイルの特徴

【1】基本は単独行動。

猫は群れを作らず、1匹で行動します。ただし飼い猫の場合は食べ物が足りているので、複数飼いされていても縄張りを共有したり、仲良くつるんだりするケースもあります。

【2】きれい好き。

トイレにウンチやオシッコが残っていると、排泄できない猫もいるくらい汚れた状態が苦手です。体に付いた汚れなどもすぐになめとります。

【3】1日の3分の2は、睡眠・休息。

突然訪れる狩りのチャンスに体力を温存しておくため、ふだんは体を休めています。狩りの必要がない今でもその習慣が残っているのです。

【4】春と秋が換毛期。

一般に猫は暖かくなる春に夏毛へ、寒くなる秋に冬毛へ、毛が抜け変わります。しかし完全室内飼いが多い最近は、季節による寒暖の差が少なくなり、換毛期が見られない猫もいます。

【5】縄張りパトロールが日課。

室内飼いでは境界があいまいですが、一般に猫は休息や子育てをする縄張り(テリトリー)を拠点とし、その周りの行動圏を毎日パトロールしています。これは異性と出会ったり、安全チェックや狩り(食事)をしたりするためです。

【6】根っからのハンター。

もともと猫はネズミや小鳥など、小動物を狩って暮らしていました。人と暮らすようになった今でも、猫じゃらしを相手に真剣に狩りをしたり、虫や小動物を実際に捕まえたりしてくる猫もいます。

【7】食事は少量を何度も食べます。

猫は「ちょこっと食べ」を1日のうちに何度もするのが本来の食べ方です。そのため与えたフードを一度では完食せず、数時間かけて少しずつ食べます。

【8】夜型または早朝型。

猫が本来活動するのは、夕方から夜と明け方です。いずれも薄暗さが残る時間帯で、獲物であるネズミなどの活動時間と重なると考えられています。

【9】発情するのはメス。

生殖のための周期的な変化“発情”が明確なのは、実はメスだけです。発情期は不妊手術をしなければ生涯、年に2〜3回訪れます。発情中のメスのニオイや鳴き声に反応して、オスが大声で鳴いたり、オシッコをスプレーのように飛ばしたりしてアピールします。

【10】 生理現象で“吐く”場合も。

毛づくろいで飲み込んだ毛球を吐いたり、勢いよく食べ過ぎて吐いたりなどするのは病気ではなく、一種の生理現象です。しかし吐くことは体力を消耗し、食道や内臓へも負担をかけるので、定期的に吐く場合は一度動物病院へ連れていきましょう。

【11】警戒心が強い。

野生時代、単独で行動していた猫にとって、生き残るためには敵から逃げて、危険を回避して身の安全を守る警戒心が必要でした。人には怖がり、人見知りと見えることもありますが、猫のごく自然な性質なのです。

猫がよく見せる5つのしぐさの意味は?

猫と一緒に暮らしていると、猫が頻繁に見せるいくつかのしぐさを発見します。本能に由来する、代表的な5つのしぐさの意味を紹介します。

【1】.前足で交互に押すのは甘え気分。

柔らかい毛布や人の体などに、前足を交互に踏むように動かす“ふみふみ”行動。これは授乳期に母猫のおっぱいを押して飲んでいた名残です。子猫時代を思い出し、甘えたい気分のときにすることが多いようです。

【2】.爪とぎは爪のメンテナンス&ニオイ付け。

両前足の爪でカリカリと引っかく、爪とぎ行動。これは一つには、古い爪をはがすメンテナンスの意味があります。また肉球の近くの分泌腺から出るニオイを擦り付けて、自分の存在や行動圏をアピールする意味もあります。

【3】毛づくろいは、毛のメンテナンス&安心。

舌の表面のトゲをブラシのように使い、全身をなめる毛づくろい。汚れなどを取り除いて毛並みを整える意味のほか、慣れ親しんだ自分のニオイを付けることで、落ち着きたい、安心したい気持ちもあります。

【4】.排泄物への砂かけは、ニオイ隠し。

単独で狩りをしていた昔の猫は、敵や獲物に自分の気配を気付かれないように、排泄物や食べ残しには、砂をかけてニオイを隠していました。現代の猫が掘るようなしぐさで排泄物に砂をかけるのは、その名残です。

【5】.家具や人に頬を擦り付けて安心。

耳の付け根や頬などの顔周りにニオイの分泌腺があり、猫がよく家具や人に擦り付けています。自分をアピールする「マーキング」行動の一つですが、家の中でする場合は、自分が安心したい意味合いが強いようです。

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