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猫の生活スタイル~猫の心と体

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猫の生態・習性を理解して、できるだけその生活スタイルやペースを尊重してあげると猫も人との暮らしが楽しくなるはずです。猫のことをより深く知って、猫も人もハッピーな生活を目指しましょう。

この記事の監修

長谷川 諒 先生

 獣医師・潜水士

 きたじま動物病院所属
 株式会社あにまーる所属
 ヤマザキ動物専門学校非常勤講師(薬理学)

 北里大学獣医学部獣医学科卒業
 北里大学獣医生化学研究室所属 研究テーマ「猫の慢性腎不全における鉄代謝」

●所属:国際猫医学会日本猫医学会日本獣医学会日本獣医がん学会

●主な診療科目:内科(猫)/一般診療(外科、内科)/予防医療

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まず知っておきたい、猫の生活スタイルの特徴【1】~【5】

【1】基本は単独行動

猫は群れを作らず、1匹で行動します。ただし飼い猫の場合は食べ物が足りているので、複数飼いされていても縄張りを共有したり、仲良くつるんだりするケースもあります。

【2】きれい好き

トイレにウンチやオシッコが残っていると、排泄できない猫もいるくらい汚れた状態が苦手です。体に付いた汚れなどもすぐになめとります。

【3】1日の3分の2は睡眠・休息

突然訪れる狩りのチャンスに体力を温存しておくため、ふだんは体を休めています。狩りの必要がない今でもその習慣が残っているのです。

【4】春と秋が換毛期

一般に猫は暖かくなる春に夏毛へ、寒くなる秋に冬毛へ、毛が抜け変わります。しかし完全室内飼いが多い最近は、季節による寒暖の差が少なくなり、換毛期が見られない猫もいます。

【5】縄張りパトロールが日課

室内飼いでは境界があいまいですが、一般に猫は休息や子育てをする縄張り(テリトリー)を拠点とし、その周りの行動圏を毎日パトロールしています。これは異性と出会ったり、安全チェックや狩り(食事)をしたりするためです。

まず知っておきたい、猫の生活スタイルの特徴【6】~【11】

【6】根っからのハンター

もともと猫はネズミや小鳥など、小動物を狩って暮らしていました。人と暮らすようになった今でも、猫じゃらしを相手に真剣に狩りをしたり、虫や小動物を実際に捕まえたりしてくる猫もいます。

【7】食事は少量を何度も食べる

猫は「ちょこっと食べ」を1日のうちに何度もするのが本来の食べ方です。そのため与えたフードを一度では完食せず、数時間かけて少しずつ食べます。

【8】夜型または早朝型

猫が本来活動するのは、夕方から夜と明け方です。いずれも薄暗さが残る時間帯で、獲物であるネズミなどの活動時間と重なると考えられています。

【9】発情するのはメス

生殖のための周期的な変化“発情”が明確なのは、実はメスだけです。発情期は不妊手術をしなければ生涯、年に2〜3回訪れます。発情中のメスのニオイや鳴き声に反応して、オスが大声で鳴いたり、オシッコをスプレーのように飛ばしたりしてアピールします。

【10】 生理現象で“吐く”場合も

毛づくろいで飲み込んだ毛球を吐いたり、勢いよく食べ過ぎて吐いたりなどするのは病気ではなく、一種の生理現象です。しかし吐くことは体力を消耗し、食道や内臓へも負担をかけるので、定期的に吐き続ける場合や一日に何度も吐く場合は一度動物病院へ連れていきましょう。

【11】警戒心が強い

野生時代、単独で行動していた猫にとって、生き残るためには敵から逃げて、危険を回避して身の安全を守る警戒心が必要でした。人には怖がり、人見知りと見えることもありますが、猫のごく自然な性質なのです。

猫がよく見せる5つのしぐさの意味は?

猫と一緒に暮らしていると、猫が頻繁に見せるいくつかのしぐさを発見します。本能に由来する、代表的な5つのしぐさの意味を紹介します。

【1】前足で交互に押すのは甘え気分

柔らかい毛布や人の体などに、前足を交互に踏むように動かす“ふみふみ”行動。これは授乳期に母猫のおっぱいを押して飲んでいた名残です。子猫時代を思い出し、甘えたい気分のときにすることが多いようです。

【2】爪とぎは爪のメンテナンス&ニオイ付け

両前足の爪でカリカリと引っかく、爪とぎ行動。これは一つには、古い爪をはがすメンテナンスの意味があります。また肉球の近くの分泌腺から出るニオイを擦り付けて、自分の存在や行動圏をアピールする意味もあります。

【3】毛づくろいは毛のメンテナンス&安心

舌の表面のトゲをブラシのように使い、全身をなめる毛づくろい。汚れなどを取り除いて毛並みを整える意味のほか、慣れ親しんだ自分のニオイを付けることで、落ち着きたい、安心したい気持ちもあります。

【4】排泄物への砂かけはニオイ隠し

単独で狩りをしていた昔の猫は、敵や獲物に自分の気配を気付かれないように、排泄物や食べ残しには、砂をかけてニオイを隠していました。現代の猫が掘るようなしぐさで排泄物に砂をかけるのは、その名残です。

【5】家具や人に頬を擦り付けて安心

耳の付け根や頬などの顔周りにニオイの分泌腺があり、猫がよく家具や人に擦り付けています。自分をアピールする「マーキング」行動の一つですが、家の中でする場合は、自分が安心したい意味合いが強いようです。

猫がよくする行動やしぐさの理由について解説しました。ぜひ、愛猫との絆をより深めるために役立ててくださいね。

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監修/長谷川諒先生(きたじま動物病院)
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより

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