1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 猫の性格による特徴~猫の心と体(7)

猫の性格による特徴~猫の心と体(7)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

猫は、元々の猫種や毛柄、性別によっての性格の特徴のほか、年齢や環境によっても性格が変わってきます。猫の性格を知ることで、愛猫との生活をより楽しく過ごしましょう。

猫の性格の作られ方

年齢や環境によっても性格は変わってきます。

猫の性格の作られ方を知って、より愛猫のことを理解できるようになりましょう。
●年齢
約2〜9カ月齢で性格のペースが決まり、シニアになるにつれて変化します。
猫は生後2カ月前後の頃に「社会化期」を迎え、この期間にどれだけ人やほかの猫と関わったかによって、フレンドリーさが変わってきます。また、シニア期に差し掛かる7才くらいからは体力が落ちることもあって、無駄な行動をしない、落ち着いた性格になる傾向にあります。

●環境
家族のライフスタイルや同居猫などでも違いが出ます
人との距離感でも、猫の性格は変わります。たとえば、留守番が長い猫は、日中寂しいぶん、甘えん坊になりやすいですし、常に人がいる家の猫は落ち着いていたりします。また、複数飼いの場合、1匹が元気過ぎるともう1匹が控えめな性格になるなど、猫同士の関係も、性格形成の一因になることがあります。

猫の性格は加齢によっても変化しますし、引越しや家族が増えるなどの環境の変化、地震などの衝撃的な出来事があった場合には、よくも悪くも猫の性格に影響を与える場合があります。とくにその出来事が猫にとってネガティブなものほど、性格の変化に強く影響します。
また、犬は飼い主さんと行動を共にすることが多いため、飼い主さんに性格が似ることもあるといわれていますが、猫では特にそういった研究はされていません。

●その他
・血筋
父母の性格や血統、被毛の種類でも傾向があります。
親からの遺伝は、見た目だけでなく、性格に少なからず表れるといわれています。一説では、同じ環境下で父親が人懐こいと、
子猫も人懐こくなるという話もあります。また、人に飼われる前提で交配されている純血種は、フレンドリーな性格が多いです。毛の特徴でも傾向があり、毛が短いほどアクティブ、長毛の純血種はおっとりが多いようです。毛の白い部分が多いほど警戒心が強い猫が多いと言われています。

・性別=オスは活発、メスは気難しい猫が多いようです。
性別では性格に違いが出るのは、おもに脳の機能と性ホルモンの影響です。オスはメスにアピールをしなければいけないことから、活発&積極的な傾向に。一方、子猫を敵から守りながら育てなくてはいけないメスは、気難しい性格になりやすいです。ただし、これは、去勢・避妊手術の有無などでも個体差が生じます。

猫によくみられる性格4種

【1】末っ子タイプの猫

●「末っ子タイプの猫」の特徴
とにかく誰かと一緒に何かをするのが好きです。
飼い主さんや同居猫など誰かと一緒に過ごしたがる甘えん坊気質。
猫らしいアクティブさに加え、飼い主さんと見送ったり出迎えたりと、人と積極的に関わろうとするので、アピールが多いです。そこをわかってあげるとよいでしょう。

●「末っ子タイプの猫」にやってあげるとよいこと
・いろんな部分を触ってあげましょう
このタイプの猫はじっとしているのが苦手ですが、人と接することは好きなので、スキンシップをしてあげましょう。

・1匹で遊べるおもちゃを与えましょう
飼い主さんとずっと遊びたがる猫も多いので、1匹でも遊べるようにフードが少しずつ出る知育おもちゃなどを与えると、遊びと食欲どちらも満たせます。

・こまめに爪を切ってあげましょう
このタイプは活発な猫が多いので、遊びの最中などに誤って爪でひっかかれる危険もあります。こまめに爪を切ってあげましょう。じっとしている練習にもなります。

・イタズラされる前に充分に遊んであげましょう
このタイプの猫は物を落とすなどのイタズラをして飼い主さんの気を引こうとしたりします。イタズラされる前にかまってあげましょう。
イタズラされたときのために、割れ物や刃物など危険なものは片付けておくことも大切です。

【2】人が大好きタイプの猫

●「人が大好きタイプの猫」の特徴
家族が喧嘩していると仲裁に入る、人と一緒に寝るのが好き、飼い主さんをよくなめる、熱視線で人を誘導するなど、大好きなスキンシップで人を翻弄します。
飼い猫ポジションに甘え、野生をほぼ忘れてしまっているのがこのタイプ。人を動かし、自身は動かないので運動不足になりがちです。愛猫の“遊びスイッチ”を入れてあげる工夫が必要です。

●「人が大好きタイプの猫」にやってあげるとよいこと
・好みのおもちゃを見つけましょう
このタイプの猫は、遊びへの欲求が低めなので、どのおもちゃでも食いつくわけではなさそう。まずはいろいろなおもちゃを試してみて、そのとき一番反応がいいものを使いましょう。

・触れ合うときも猫の気分を尊重しましょう
 一番スキンシップが好きなタイプではありますが、猫は性質上、長時間連続して触られることが苦手です。猫が体をこわばらせたり、耳を寝かせたりの「NGサイン」を見せたときは一旦触るのをやめましょう。

・本能を刺激する遊びを仕掛けましょう
おもちゃの選び方だけでなく、それをどう扱うかも大切です。本物の小動物をイメージしながら、物陰からちらつかせるように動かしてみて。おもちゃのリアルな動きに猫は忘れかけていた狩猟本能を刺激されて、ワクワクするでしょう。

・夜に遊ぶのを習慣にしましょう
猫は夜行性なので、あまり動かない猫でも夜なら遊びに食いつきやすくなります。また、人と関わるのは好きなので、毎晩遊びに誘うことでそのうち猫が遊びを楽しみにしてくれるようになることもあります。

人と過ごすことが好きなタイプなので、留守にする際は飼い主さんのニオイがついた衣服を猫の居場所に置くなど、できるかで安心して過ごせる工夫をしてあげると、人がそばにいないときの不安がやわらぎます。

【3】野性派タイプの猫

●「野性派タイプの猫」の特徴
1匹で走り回っていることが多い、同居猫や外猫とよく対峙する、来客があると一目散に逃げる、高所から人を見物している、など野性味があふれるタイプです。しかし野性的で凶暴そうに見えることもありますが、それは警戒心の裏返しです。徹底して安心感を与える工夫をすることで、より人との絆が強まるでしょう。

●「野性派タイプの猫」にやってあげるとよいこと
・手でフードを与えてみましょう
人への苦手意識が強いタイプなので、手からフードを与えると、猫は「この人のニオイがするときはいいことがある」と覚え、徐々に気を許すようになるでしょう。

・休める場所をたくさん用意しましょう
危険察知能力が高いので、落ち着ける場所を複数用意しておけば、気が休まる時間が増え、警戒心が緩むこともあります。猫を観察し、居場所ん猫ベッドを置いてあげましょう。

・高所にいるときはそっとしておいてあげましょう
警戒心が強いこのタイプは高所にいることが多いでしょう。部屋を見渡すことで状況を確認して安心できるので、邪魔しないで見守ってあげましょう。

・キャリーケースにはいる練習をしましょう
“非常時”に敏感なタイプなので、いきなり捕まえようとすると逃げてしまう猫が多いです。いざというときのために、猫に触れずに誘導できる方法でキャリーケースに慣れさせておくとベターです。

興奮しやすいタイプなので、ノラ猫と対面してしまったり、ビックリしたりするような出来事があると、興奮のあまり第三者を攻撃することがあります。また興奮が長いと一日以上続くこともあるので、その場合は落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

【4】引っこみじあんタイプの猫

●「引っこみじあんタイプの猫」の特徴
遠くから人の様子をうかがっている、人がいない間に活動した形跡がある、おもちゃやフードを見せても反応が薄い、などワケあって人との触れ合いがとても苦手になったタイプです。過酷な環境下で暮らした経験や災害など、何かネガティブなきっかけがあって心を閉ざしており、人の活動中は姿を見せないことが多いです。積極的に接触しようとすると逆効果なので、まずは家が猫にとって快適な居場所になるよう努めましょう。

●「引っこみじあんタイプの猫」にやってあげるとよいこと
・むやみにかまわないであげましょう
猫がそばを通り過ぎたりしても、そっと見守り、猫に「この人のそばでは怖いことは起きない」と覚えてもらいましょう。慣れてきたら軽く声をかけてあげて。

・1匹で遊べるおもちゃを与えてあげましょう
遊びを無理強いするのは逆効果なので、小さなネズミなどのおもちゃを与えて、まずは1匹で遊べるようにしてあげましょう。

・必要グッズをまとめて置いてあげましょう
警戒から活動範囲が狭い傾向にあります。猫のテリトリー内に猫トイレや食事場などをひとまとめに置いてあげましょう。猫が慣れてきたら徐々にグッズを移動させて、範囲を広げてあげましょう。

・隠れ場を用意しましょう
怖がりの猫が多いので、体をすっぽり隠せる場所を用意してあげましょう。とくに人の出入りが激しいリビングなどに設置するとよいでしょう。

ストレスから病気になりやすいタイプなので、注意が必要です。不安を解消しようと過剰に毛づくろいをして脱毛したり、排泄を我慢して膀胱炎になったりすることもあります。少しでも「おかしいな」と思ったら、獣医師に相談しましょう。

合わせて読みたい

それぞれ異なる個性を理解して、その子にあった育て方をしてあげることで、飼い主さんとの関係がもっと良好になります。
毎号ふろくつき『ねこのきもち』最新号、くわしくはこちら

猫と暮らす

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る