猫と暮らす
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【獣医師監修】猫の体の基本データ 体温・心拍数・体重の標準値と測り方
今回は、猫の体温・心拍数・体重といった、猫の体の基本データを紹介します。一般的な数値と愛猫自身の平常時の数値を知っておくと、愛猫の異変にすぐ気づくことができ、健康管理や病気の早期発見にも役立ちますよ。
長谷川 諒 先生
株式会社Ani-vet 代表取締役
保護猫施設専門往診病院 下京ねこ診療所 院長
動物病院京都 ねこの病院 所属獣医師
北里大学獣医生化学研究室 研究生
●所属:日本猫医学会/日本獣医腎泌尿器学会
●書籍(監修):『知っておきたい ネコの多頭飼いのすべて 獣医師が教える 幸せに暮らすためのポイント』メイツ出版 /『いちばんよくわかる猫種図鑑 日本と世界の60種』メイツ出版
体温=猫の平熱は38~39℃。高齢の猫は0.5℃ほど低い
一般に、猫の平熱は38~39℃程度。高齢の猫は0.5℃ほど低くなる傾向があります。平熱より1℃以上高い場合は発熱、低い場合は低体温と考えられるので、すぐに受診をしましょう。
また、高齢の猫は体温を維持しにくくなるので、暑さ・寒さ対策をしっかりしてあげるといいでしょう。
心拍数=安静時で1分間に100~160拍が正常値
猫の心拍数の測り方は、心拍数猫の心臓は胸の少し下にありますので、猫を立たせて脇の下から両手を入れ、10秒間トクトクという拍動を数えます。その数に6を掛けると1分間の心拍数がわかります。
体重=平均体重はオスが4~5kg、メスが3~4kgほど。10%以上の増減は要注意
人用の体重計を利用する場合は、キャリーバッグなどに入れて量る方法もあります。量った後で、キャリーバッグのみの重さを差し引いてください。
愛猫の体重管理については、こちらで詳しく紹介しているので参考にしてください。
文/ねこのきもちWeb編集室
参考&画像・イラスト出典/「ねこのきもち」本誌、ムックより
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