猫と暮らす
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猫が「鳴く」のは飼い主に気持ちを伝えるため!? 猫の行動には納得できる理由があった!
今回は、哺乳動物学者の今泉忠明先生に「N」から始まる猫の5つの行動「鳴く」「寝る」「乗る」「舐める」「臭う/匂う」について解説していただきました。
「鳴く」「寝る」の謎
猫が「鳴く」ようになったのはなぜ?
じつは、猫は舌が薄く、声を発すること自体が苦手な動物。しかも野生時代の猫は、単独行動をしていたため鳴く必要性があまりありませんでした。しかし飼い猫は、飼い主さんに気持ちを伝えるために声を出したほうが有利だと学習し、よく鳴くようになったのです。
猫がたくさん「寝る」のは狩りのためだった!?
狩りをしなくなった飼い猫にも、その習性が残っているのです。
「乗る」「舐める」の謎
猫が高い場所に「乗る」理由とは?
また、優位性を示すために、ライバルより高い場所に乗ろうとすることもあります。
猫にとって、何かに乗る行為は気分がいいのでしょう。
猫が毛づくろいするのは自分の存在をバレないようにするため
毛づくろいをする理由は、野生時代に自分の存在がまわりにバレないよう、体の匂いを消す必要があった名残といえるでしょう。
「臭う/匂う」の謎
現在の飼い猫にもその習性は残っており、匂いを嗅ぐことで情報を得ようとしているのです。
参考/「ねこのきもち」2018年2月号『よくする行動の謎にせまる! 猫を解き明かす5つのN』
文/岩井まどか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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