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猫の気持ち~猫の心と体(4)

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猫が全身を使ってアピールする、ボディランゲージや鳴き声で、いろいろな気持ちを表現しています。その意味がわかるようになると、愛猫とのコミュニケーションがもっと楽しくなってきます。また、ちょうだい、甘えさせてといったリクエストとは逆に、近付かないで、触らないでという、猫が嫌がっているときに見られるしぐさもあります。覚えておいて接するときのヒントにしましょう。

ボディランゲージで猫の気持ちをしっかり読み取りましょう。

猫はいろんなボディランゲージで飼い主さんに気持ちを伝えています。猫のしぐさの意味を知って、愛猫の気持ちをより深く知ることができると、猫との暮らしが楽しくなりますよ。

【1】しっぽを全体的にブンブン振る。 =興奮気味で何かをアピールしています。

フードや大好きなおもちゃなど、気になるモノが近くにあって興奮すると、しっぽを大きく振る猫は多いよう。それを飼い主さんに見せるのは、ちょうだい、早く、など、高まる気持ちのアピールです。

【2】しっぽをピンと立てて近づいて来る。=そばで甘えさせて欲しがっています。

しっぽを立てて近づくのは、好意的なあいさつ。飼い主さんに対してそれをするなら「大好き」のサインと考えられます。飼い主さんに甘えて、なでたり抱っこしたりしてもらいたいのでしょう。

【3】寝ている人を前足でつつく。=「早くして」とせかしています。

「お腹が空いたから早く起きてごはんちょうだい」など、何かねだっているのです。過去に飼い主さんをつついて起こし、フードがもらえたり、遊んでもらえたりなどの体験があって、覚えた行動でしょう。

【4】お腹を見せながら体をくねらせる。=おねだりしてじれています。

猫によっては、仰向けになって飼い主さんを見つめ、フードや遊びなどをおねだりします。それで要求が通らないと、「もっとアピールしよう!」と体を左右にくねらせるなど、アクションが派手になるのです。

【5】.左右の前足でパシパシと叩くように触る。=幸せな気分で甘えたくなっています。

母猫のおっぱいを飲んでいた、幸せな子猫時代を思い出してする、「ふみふみ行動」の変形と考えられます。飼い主さんに甘えたい気持ちが、高まってきたことをアピールしています。

【6】.お気に入りのおもちゃをくわえてくる。=おもちゃで遊んでと誘っている。

飼い主さんの近くにおもちゃを持って行ったら遊んでもらえたことがあると、「持って行くと遊んでもらえる」と猫が覚えて、遊んで欲しいときに持ってくるようになります。

【7】高いところからモノを落とす。=かまって欲しい気持ちをアピールしている。

猫が机や棚などから何かを落としたときに、飼い主さんが叱ったり、拾ったりしたことで、「かまってもらえた」と覚えたと考えられます。そういった経験があると猫は、今度はかまって欲しいときに、モノを落とすようになります。

【8】チュウチュウ吸いながら甘噛みする。=子猫気分で甘えモードになっている。

これも母猫のおっぱいを飲んでいた頃の、行動の名残と考えられます。飼い主さんの肌をおっぱいのように感じ、チュウチュウ吸いながら甘えるように噛むことで、子猫の頃の幸せな気分を思い出しているのです。

【9】おでこや口元をグリグリと押し付ける。=密着してリラックスしたい。

もともとは顔周りにある、ニオイの分泌腺を飼い主さんに擦り付け、安心できる場所として認識していたはずです。それを繰り返すうち、飼い主さんと密着してリラックスしたいときの行動として定着していきます。

【10】つかまって飼い主さんによじ登る。=気になる何かを「見せて」と言っています。

ふだんは4足歩行の猫が後ろ足だけで立つときは、見たい、取りたいなどの好奇心による欲求が高まっている証拠。飼い主さんがしていることが気になって、よじ登るまでに至ったと考えられます。

【11】狭い場所に入り込む。=1匹で落ち着きたい。

騒がしい、苦手な人がいるなど、自分にとって嫌な状況を避けたいとき、猫は周囲を囲まれた、安全そうな狭い場所に身を隠します。1匹で落ち着こうとしているので、そっとしておいてあげましょう。

(12)姿勢を低くする。=苦手な相手に気付かれたくない。

苦手な人や猫などが近くにいると、猫は「気付かれたくない」という気持ちから、なるべく目立たないように、姿勢を低く保って離れていきます。急所のお腹を地面近くまで下げて守る、という意味もあります。

(13)呼ぶとしっぽの先をピクピク小刻みに動かす。=動きたくないときの一応の返事。

気持ちよくくつろいでいたり、浅い眠りの最中に呼ばれたときなど、動きたくないけれど反応はしておくか……、というときのしっぽの動き。ピクピクというしっぽの消極的な動きに、猫のココロの葛藤が表れています。

(14)お手入れの最中にガブッと強く噛む。=拘束されているのがイヤ。

拘束された状態から早く解放されたくて噛む猫もいます。前兆として、皮膚がピクピク動く、耳を後ろに倒すといった様子が見られます。噛めば解放されると猫に覚えさせないように、前兆が見えたら、お手入れを切り上げましょう。

(15)抱っこするとき両前足を突っ張る。=一方的に触られるのはイヤ。

抱っこをされるときなど、猫から近寄ろうとするのはよくても、飼い主さんから一方的に触られるのを嫌がる猫は、少なくありません。それ以上触られたくない、というアピールで両前足を突っ張っているんですね。

猫が鳴き声で伝えている気持ち

高い声や低い声、長く鳴いたり短くないたりといった特徴的な鳴き方に状況やしぐさを併せて考えると、猫の気持ちがわかります。

(1)要求の鳴き声

猫が人に対して鳴くときは、ほとんどがリクエストです。「ニャー」などのはっきり音を出すような声で、トーンの高い低いや、長さにバリエーションを付けたりして、何かして欲しいという気持ちを伝えようとしています。
(要求の気持ちの例)
・食べ物が欲しい。
・甘えたい。
・「遊び」など何かして欲しい。
・子猫が母猫を求める。
・要求が通った満足。

(2)怒りの鳴き声

見知らぬ猫同士は、できれば接触を避けて、無駄なケンカはしたくないもの。鋭く甲高い「ギャー」という声や、喉の奥から出るような「シュー」という鳴き声を出して、警戒や威嚇をして、相手との距離を取ろうとします。
(怒りの気持ちの例)
・不満。
・警戒。
・威嚇。
・ケンカ。

(3)あいさつの鳴き声

猫のあいさつは、しっぽを立てたり鼻をくっ付けるなど、基本的にはボディランゲージです。それが人や猫といっしょに生活するようになり、限られたスペースでうまくやっていくために、鳴き声であいさつをするようになりました。
(あいさつの気持ちの例)
・猫同士の会釈。
・返事。

(4)発情の鳴き声

性的に成熟した猫は、春や秋などの発情シーズンになると、交尾の相手を求めて独特な声で鳴くようになります。オスは太めで低く、メスは高めと声に違いがあります。鳴き声で相手を読んだり、自分の存在をアピールします。
(発情の気持ちの例)
・相手を呼びたい。
・自己アピール。
・交尾したい。

(5)興奮(異変)の鳴き声

大きな音が聞こえたり、普段とは違う異変を感じて興奮して、反射的に鳴き声を発することがあります。これは子猫が母猫とはぐれたときなどに、位置や危険を知らせるために出す鳴き声とも、つながりがあるようです。

(6)思わず出る独り言との鳴き声

窓の外を見ている時やリラックスして気持ちがいい時、気に入らないことがあって不機嫌な時など、思わず出てしまう鳴き声がこれです。対象があるわけではなく、ぼそっっとつぶやくような、まさに独り言の鳴き声です。

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