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乳飲み子猫を迎えたら

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授乳期の子猫は、母猫にくっ付いて温まりながらおっぱいを飲み、お尻をなめてもらって排泄。それ以外は睡眠です。母猫がいない場合、これに近い環境を人が作ってあげる必要があります。

授乳期の子猫を保護したら、 まずは生かすために 「体温保持」「哺乳」「排泄」

1カ月半未満の授乳期の子猫がウチに来たら、すぐにやってあげたいお世話

授乳期の子猫は、母猫にくっ付いて温まりながらおっぱいを飲み、お尻をなめてもらって排泄。それ以外は睡眠です。母猫がいない場合、これに近い環境を人が作ってあげる必要があります。
授乳期の子猫が家に来るのは、かなり特殊な状況です。通常は母猫がお世話をする時期ですから、やむを得ず保護するケースが多いかもしれません。
その時に重要なのは、急いで【体温保持】【哺乳】【排泄】のお世話をすることです。
授乳期の子猫1匹では自分で何もできないので、保護して48時間以内に行ってください。

【体温の保持】=寝床は、母猫の体温くらいの温かさ、30~35℃に調整しましょう。

子猫は生後1週間くらいまでは、自分で体温の調節ができません。だから本来なら、眠っているときでも母猫の体にくっ付いて体温を保持しています。人が代わりに育てる場合、この保温が重要。室温は24~25℃にキープし、ペット用ヒーターや、タオルで包んだ湯たんぽなどを利用して、寝床を母猫の体温に近い30~35℃に調整します。
低温やけどの恐れがあるので、湯たんぽやヒーターが、子猫に直接触れないように注意してください。ふかふかした柔らかい素材を寝床に敷き、少し埋もれるくらいにしてあげると、子猫も安心して眠れるようです

【人工哺乳】(1) =初めは1ccを1日に6~8回与えましょう。自力で飲めるようになればひと安心。

子猫が鳴いたらミルクの合図です。哺乳するミルクの量は週齢で違うので、量と回数は、下の表を参考にしましょう。通常は猫の体温と同じくらいの温度の子猫用ミルクを、 哺乳びんであげますが、弱っている子猫にはスポイトで与えてください。子猫の上体を少し起こして口を開け、数滴ずつ舌にミルクを垂らします。仰向けにして飲ませたり、無理に流し込んだりすると、ミルクが気管に入って窒息の恐れもあるので注意しましょう。自力で飲めるようになったら、安全のためと吸う力を付けるために哺乳びんにします。飲み付きが悪いのは、ミルクの温度が低いせいの場合もあります。その場合は湯せんをして温めましょう。

【人工哺乳】(2) =週齢・性別のチェックをしてミルクの量の目安を確認しましょう。

●与えるミルクの量は週齢で違います。
生後3週間はミルクだけで育つ授乳期です。この期間に子猫の体重は1日5~10g増えます。成長具合によって哺乳するミルクの量が違ってきますから、哺乳を始める前に子猫が生後何週間目(週齢)なのかを、下の表を参考に確認してください。見るべきポイントは、へその緒の様子、目の開き具合、乳歯が生えているか、などです。

●ミルクから、離乳食、子猫用フードへの切り替え
ミルクから始めて体重が500gになり、犬歯(乳歯)が生えたら、フードに移行する時期です。練りミルクから徐々に固形物を増やし、子猫用ドライフードにします。
ミルクから、離乳食、フードへの切り替えステップについて詳しくはこちらを見てください。

「食事・水(2)離乳食」

●3週齢以上経つと性別が判別できます
子猫のオス・メスはとても見分けにくいと言われていますが、3週齢以上経つと判別しやすくなります。見分けるポイントは、陰部の位置。メスは陰部と肛門の間が短く、オスはその逆に陰部と肛門の間が長いのが特徴です。オスの間隔が長いのは睾丸が成長につれて出てくるためです。将来的なケアも違うので、性別は確認しておきましょう。動物病院で見てもらうのもよいでしょう。

【排便・排尿の補助】 =3週齢前後までは助けが必要。毎食後の習慣です

3週齢前後までは、母猫にお尻をなめてもらって排泄します。人が代わりに行う場合は、ぬるま湯に浸したガーゼなどで、肛門近くを軽く刺激。胃に食べ物が入ると腸の働きが活発になり排便しやすいので、食後に行います。ミルクを飲むなら2日程度の便秘は問題なし。ミルクを飲まなかったり、3日以上便秘が続いたりしたら動物病院へ連れて行きましょう。ミルクを飲み過ぎて下痢する場合は、1日に与える回数は変えずに1回の量を減らしてください。

●排便・排尿の補助の方法
(1)肛門近くを軽くトントンとたたきます。擦ってはいけません。

(2)じんわりオシッコがしみ出してきます。飲むミルクの量が少ないので、1回は数cc程度です。

まずは体温保持と哺乳のために。 授乳期の子猫を迎えたときに、必要なグッズと使い方

母猫に代わるまめなお世話が必要です。

生後1カ月未満の、乳飲み子猫を迎えた場合は、子猫が1カ月半を過ぎるまで、1日数回、哺乳と排泄を人が手伝ってあげる必要があります。母猫に代わって授乳時の子猫を育てるには、なるべくそばにいて、まめなお世話ができるといいでしょう。元気そうに見えても、 早い時期に一度は動物病院で、感染症や健康状態を診察してもらいましょう。

すぐ考えたいのは体温保持と哺乳のこと

子猫が自分で食べられるようになるのは、1カ月半過ぎからです。生後1カ月半未満の子猫を保護したり、引き取ったりしたら、すぐ「体温保持、哺乳、排泄」の3つのお世話をしてあげないといけません。保護した猫は衰弱していることもあります。発見から48時間以内にこの3つを始めてください。

乳のみ子猫の迎え入れに必要なグッズリスト

●子猫用ミルク
体重が200gを超えるまでは、日中、2時間おきぐらいに哺乳必ず“子猫用”と表記のものを選んで下さい。よく溶かして与えましょう。犬用、成猫用のミルクもありますが、
栄養バランスが違うので必ず子猫用を使いましょう。

●子猫用ミルク
体重が200gを超えるまでは、日中、2時間おきぐらいに哺乳必ず“子猫用”と表記のものを選んで下さい。よく溶かして与えましょう。犬用、成猫用のミルクもありますが、
栄養バランスが違うので必ず子猫用を使いましょう。

●段ボール箱
2~3週間の間の仮の寝床として使用します。這い出せない深さと空気穴があり、フタ付きを選びましょう。排泄物などで汚れたら交換して。上側が開閉するキャリーケースでも代用できます。

●ベッドに使える素材
タオルやフリースなど柔らかく吸水性のある、洗える素材のものを選びましょう。寄りかかれる小さなクッションもよいでしょう。

●ペット用ヒーター
熱くなり過ぎない機能が付いたものを選んでください。オシッコにも配慮した、かじったりしないようなペット用で、熱くなり過ぎない機能が付いたものを選びましょう。ペット用ヒーターは間接的に使用しましょう。子猫が直接触れるように置くと、低温やけどの恐れがあります。 たとえば、寝床にしている段ボール箱の外側に貼り付けるなどして、間接的に使用しましょう。

●トレイ容器&砂
水切りカゴと新聞紙で代用してもOKです。 またぎやすいように、縁の低い料理用バットや食器用水切りカゴで代用してもいいでしょう。中にはトイレ砂や細かく切った新聞紙を入れてください。

●フードボウル&水飲みボウル
重さがあって小さめのものを選びましょう。深さ2㎝程度の陶器やステンレス製を。しばらくは、家にある浅い小皿で代用してもいいでしょう。

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