日本でよく見かける毛柄の上位に入ってもおかしくない、白黒猫。そんなメジャーな毛柄にスポットをあて、白黒になる猫種や柄の特徴、肉球と瞳の色、性格を紹介します。
可愛い白黒柄の猫たちもたくさんご紹介したいと思います♪
白黒猫はいろんな猫種に存在する
白黒猫と一言で言っても、白黒の毛柄を持つ猫の種類は様々。純血種に分類される猫たちでも、この毛柄の猫は存在するのです。
純血種でこの毛柄になるのは毛色の縛りがあまりない猫種というのが特徴で、次のような種類は白黒猫になることがあると言われています。
- マンチカン
- エキゾチックショートヘアー
- スコティッシュフォールド
- ノルウェージャンフォレストキャット
- スフィンクス
- メインクーン
- ペルシャ
- ターキッシュバン
- ジャパニーズボブテイル
- デボンレックス
色の出方は猫それぞれ!白黒猫のパターン
白と黒がランダムに混ざる毛柄なのでひとくくりに考えられることが多いですが、白黒柄の種類は大きく分けて3パターンに分類されます。その分け方は白い色の割合によって決まり、白の割合が40%未満なら「ローグレード」、40~60%未満なら「バイカラー」、60%以上であれば「ハイグレード」と呼ばれます。
色の出方を決めるのは遺伝子
白い色の割合は、黒色に毛色を部分的に白くする「S遺伝子」が働くことで変わり、母猫の胎内にいる頃に決まります。色の出方にも特徴があって、「ローグレード」と「バイカラー」は頭・背中・しっぽから体を覆うように黒色が出やすく、「ハイグレード」はジグソーパズルのように斑点を形成する別のメカニズムが存在するといわれています。
白黒猫の特徴
白黒猫は、毛と同様に皮膚にも黒い柄が色づいているため、その延長で肉球も黒の柄が現れやすいです。そのため肉球がブチ模様になる確率が高いといわれています。
また瞳の色は、黒色の割合が多い猫はカッパー(銅色)やオレンジ、ゴールド、イエロー、ヘーゼル、グリーンになり、白色の割合が多い猫はブルーや、左右の眼の色がブルーとイエロー系で異なるオッドアイになることがあるようです。
ルーツから甘えん坊な猫が多い
天敵から目立つ白色が毛に入るようになったのは、人との関りができてから。そんな背景から白黒猫は慎重でありつつ、甘えん坊になる傾向があるといわれています。
白黒の出方は猫それぞれ!可愛い白黒猫たち
白黒猫のことを考えていたら、とっても会いたくなってきました。ここからは、ねこのきもち投稿写真ギャラリーで見つけた可愛い白黒猫を紹介します。
足にハートをもつ猫
横たわり、どこかを見つめる猫ちゃん。足にハートの模様が見えています。とっても可愛い♡
前足だけ日向ぼっこする猫
床に横たわる猫ちゃん。日向ぼっこを楽しんでいるようですが、体が日陰に……
前足だけ日向ぼっこしているのでしょうか?
熱い眼差しで見つめる猫
飼い主さんをジーッと見つめる猫ちゃん。ちなみに、飼い主さんはキッチンにいます。何かおねだりしたいものがあるのかな?
仲睦まじい猫
仲良しの猫ちゃんたち。「大好き」の優しいハグをしている姿に癒されます。
いろんな猫種に存在していた白黒猫。もし白黒猫と戯れる機会があったら、毛柄のパターンや肉球などを観察してみてください。その猫のチャームポイントが見つかるかもしれません。
参考/「ねこのきもち」2021年1月号『今年はウシ年 2色が織りなす個性にズキュン! イロイロシロクロ猫』(監修:猫カメラマン 1級愛玩動物飼養管理士 石原さくらさん)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。