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猫の見分け方を解説!3種の「もふもふ長毛猫」の特徴や違い
大きな体にもふもふの長毛といった似通った外見から、見分けがつきづらいといわれる「メインクーン」「ノルウェージャンフォレストキャット」「サイベリアン」。
そこで今回は、ルーツや体型、性格の違いなどから、3種の猫の特徴について解説します。
そこで今回は、ルーツや体型、性格の違いなどから、3種の猫の特徴について解説します。
メインクーンはこんな猫
メインクーンのルーツ
アメリカ北東部のメイン州で生まれたとされるメインクーン。その起源は諸説ありますが、ヨーロッパからのアメリカ開拓者がネズミ退治目的で船に乗せていた、長毛種から発生したとの説が有力のようです。ラクーン(アライグマ)と交配して生まれたとの伝説もあり、それが名前の由来にもなっているのだとか。
1895年に開催されたキャットショーで、メスのメインクーンがベストキャットに輝いたことで世界的に認知されるようになりましたが、CFA(猫登録協会)に猫種として公認されたのは、改良が進んだ1985年といわれています。
1895年に開催されたキャットショーで、メスのメインクーンがベストキャットに輝いたことで世界的に認知されるようになりましたが、CFA(猫登録協会)に猫種として公認されたのは、改良が進んだ1985年といわれています。
メインクーンの見た目・体型の特徴
ネズミを追いかけて退治する役割を担っていたこともあり、もふもふとしたゴージャスな見た目に反して、がっしりとした骨格と筋肉質な体をしています。顔つきも頑丈な口元と縦長の輪郭で、ハンターらしい力強さを感じられます。
「シャギーコート」と呼ばれる長さが不ぞろいな光沢のある毛質をしており、ほかの長毛種よりもしっぽの毛量が多いという特徴もあります。
「シャギーコート」と呼ばれる長さが不ぞろいな光沢のある毛質をしており、ほかの長毛種よりもしっぽの毛量が多いという特徴もあります。
メインクーンの性格
メインクーンは活発で好奇心旺盛なハンター気質なところもありますが、やさしくて穏やかな性格のコが多いそうです。人なつっこい性格もしているので、ペットとして飼いやすい猫種とされています。
ノルウェージャンフォレストキャットはこんな猫
ノルウェージャンフォレストキャットのルーツ
ノルウェージャンフォレストキャットの起源は諸説ありますが、有力なのは11世紀ごろにトルコからノルウェーに渡ってきた、交易品の長毛種だといわれています。
寒さが厳しいスカンジナビア半島を中心に、広範囲の地域で飼われていた歴史の古い猫ですが、メインクーンと特徴が酷似していたため、CFAに新種の猫種として公認されたのは1993年と比較的最近です。
寒さが厳しいスカンジナビア半島を中心に、広範囲の地域で飼われていた歴史の古い猫ですが、メインクーンと特徴が酷似していたため、CFAに新種の猫種として公認されたのは1993年と比較的最近です。
ノルウェージャンフォレストキャットの見た目・体型の特徴
ノルウェージャンフォレストキャットは、骨格や筋肉がしっかりついた大きくたくましい体つきがメインクーンと共通していますが、逆三角形の顔立ちや丸みのある顎、後ろ足が長く腰高と、メインクーンよりもスマートな体型をしています。
また、ほかの猫種よりも成長速度が遅めで、成熟するのに3~5年ほどかかるという特徴もあります。
また、ほかの猫種よりも成長速度が遅めで、成熟するのに3~5年ほどかかるという特徴もあります。
ノルウェージャンフォレストキャットの性格
ノルウェージャンフォレストキャットもメインクーンと同様に、好奇心がありながらも、穏やかで人なつっこい性格をしています。やさしく我慢強いので、子どもがいる家庭でも飼いやすいでしょう。
一方で、甘えん坊で飼い主さんになでられるのが大好きという愛らしい一面も。元気いっぱいに動くことも好きなので、遊びやスキンシップの時間をしっかりとれる人に向いているといえます。
一方で、甘えん坊で飼い主さんになでられるのが大好きという愛らしい一面も。元気いっぱいに動くことも好きなので、遊びやスキンシップの時間をしっかりとれる人に向いているといえます。
サイベリアンはこんな猫
サイベリアンのルーツ
サイベリアンの起源に明確な説はないものの、ロシア東部のシベリア地方に古くから生息し、ネズミ退治を目的として飼育されていたという話が民話として残っているようです。
1871年のキャットショーに初めて出展されたことでその名が知られるようになりましたが、血統管理や品種改良が本格的に始まったのが1980年代と遅く、CFAに猫種が公認されたのも、2006年とかなり最近になってからです。
1871年のキャットショーに初めて出展されたことでその名が知られるようになりましたが、血統管理や品種改良が本格的に始まったのが1980年代と遅く、CFAに猫種が公認されたのも、2006年とかなり最近になってからです。
サイベリアンの見た目・体型の特徴
サイベリアンも大きくたくましい体つきをしていますが、クサビ形の丸みのある顔に丸く大きな目と、ほか2つの長毛種よりも愛らしさが際立つ顔立ちをしています。
また、ロシアの厳しい寒さを生き抜くため、皮脂分の多い上毛(オーバーコート)と体温を閉じ込める下毛(アンダーコート)が密に生えた、全身が厚い被毛に覆われているという特徴があります。
より防寒に特化した、「トリプルコート」という3層構造の珍しい被毛を持つ個体も多いようです。
また、ロシアの厳しい寒さを生き抜くため、皮脂分の多い上毛(オーバーコート)と体温を閉じ込める下毛(アンダーコート)が密に生えた、全身が厚い被毛に覆われているという特徴があります。
より防寒に特化した、「トリプルコート」という3層構造の珍しい被毛を持つ個体も多いようです。
サイベリアンの性格
サイベリアンは好奇心旺盛で、賢く社交的な性格。犬のように指示語でのしつけや芸を覚えたり、飼い主さんとのコミュニケーションを好んだりと、ほかの長毛種には見られない一面があります。
活発で相手をしてもらうことも好きなので、スキンシップの時間を長くとれる人に向いているといえるでしょう。
活発で相手をしてもらうことも好きなので、スキンシップの時間を長くとれる人に向いているといえるでしょう。
見た目や性格などよく似ているメインクーン、ノルウェージャンフォレストキャット、サイベリアンですが、実は顔つきや被毛の構造など違う点も多々あります。お迎えを検討している人は、実際に違いを見比べてみると楽しいかもしれませんね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『メインクーンの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『ノルウェージャンフォレストキャットの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『サイベリアンの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※猫の体格や性格には個体差があります。
ねこのきもちWEB MAGAZINE『ノルウェージャンフォレストキャットの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『サイベリアンの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
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※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※猫の体格や性格には個体差があります。
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