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「クサ顔」「シンクロ」「イカ耳」って知ってる? SNSで見かける猫ワード3選
そこで今回は、「クサ顔」「シンクロ」「イカ耳」の3つのワードの意味について、Instagramで見つけた可愛い猫ちゃんとともに紹介します!
「クサ顔」ってなんのこと?
フェロモンとは、同種の動物同士で情報を伝え合い、特有の行動を引き起こすニオイ物質なのですが、猫の場合は顔まわりや足先、お尻まわりなどにある「臭腺」から出されます。
なぜ、「クサ顔」と呼ばれるように?
鋤鼻器にフェロモンを取り込むと、そのフェロモンの持ち主の性別や、発情の有無、年齢など、さまざまな情報を分析することができるのだとか!
猫はニオイを嗅いだあとに、口を半開きにしてフリーズすることがあるのですが、その様子がまるで「クサイ!」と言っているような、なんともいえない表情をするのです。そうした猫の姿から、「クサ顔」と呼ばれるようになったのだそうです。
ただ、実際に猫は「クサイ!」と思っているわけではないようで、フェロモンをできる限りたくさん取り込み真剣に分析しようとしている、至って“真面目な表情”なのだとか!
どんなものにフレーメン反応をするの?
- 自分のニオイ
- ほかの猫のニオイ
- フェロモンが付いていそうなものや場所
- ハッカ系のニオイ
「シンクロ」とは?
これは、2匹以上の猫が同時に同じ方向に顔を向けたり、同様の行動をしたりしていることをいいます。物音に反応するというわけでもなく、突然同じような行動をとる様子が見られます。ちなみに、仲の良い猫ほど、動きやポーズがシンクロする傾向にあるのだとか。
血のつながった親子やきょうだい猫に限らず、人や犬など、ほかの動物とシンクロすることもあるようです!
なぜシンクロするの?
野生時代の猫はもともと、親やきょうだいの動きをマネながら、食事や狩りの仕方を学んでいました。こうした行動は、群れで生活する野生動物にもよく見られることで、“本能的な反応”ともいえるそうです。
「イカ耳」ってなに?
おもに、耳を横に寝かせたような状態のことを指しますが、上向きになっている状態のときもイカ耳と呼んでいます。
イカ耳はどんなときに見られる?
- イライラしているとき
- 不満があるとき
- 不安な心理状態にあるとき
猫のイカ耳は可愛いので、ついつい撫でたくなる飼い主さんもいるかと思いますが…むやみに触るのはNG! おとなしいと思っても、いきなり威嚇されることがあるので、注意してくださいね。
部屋の隅っこのほうでイカ耳をしているときでも、油断は禁物です!
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『見られるとうれしい、この変顔 フレーメン♡ファンクラブ通信』(監修:哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『第12回 シンクロ 同時に同じ方向を見るのはなぜ?|すばらしきニャン語の世界』
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の「イカ耳」が教えてくれる猫の本音 可愛いからと言って構うのはNGなんです』
文/雨宮カイ
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