猫を迎え入れるきっかけは、人によってさまざまです。
今回紹介するのは、Instagramユーザー
@tsumugi.2020さんの愛猫・つむぎちゃん(取材当時2才)。
飼い主さんは「いつかくる“お別れ”が悲しいから」と、もともとは猫と暮らすつもりはなかったそう。しかし、のちに
保護猫だったつむぎちゃんと出会い、家族に迎え入れることになります。
つむぎちゃんとの出会いから2年が経過し、現在つむぎちゃんは2才に。つむぎちゃんと飼い主さんは、どのような日々を過ごしているのでしょうか。
ねこのきもちWEB MAGAZINEは、飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。
つむぎちゃんとの出会い
動物は好きだけれど、特別「猫が好き」というわけではなかったという飼い主さん。とあるSNSのアカウントを見たことをきっかけに、保護猫に興味を持ち始めたのだとか。
保護猫についていろいろと調べていくなかで、次第に「猫様を絶対に幸せにする!」という思いが強くなったそうです。
そんなある日、飼い主さんはある保護猫団体の施設に足を運んでみることに。猫カフェも保護猫シェルターも未経験だった飼い主さんは、当初は「行くだけ行ってみよう」という気持ちだったそうですが、そこでつむぎちゃんと出会ったのでした。
飼い主さん:
「つむぎの第一印象は、毛色がとても綺麗なコ。一目惚れをしてしまい、運命の出会いでした。シェルターでのつむぎはシャーシャーと威嚇する様子を見せていましたが、出会ったときに『このコを家族に迎える!』と、まだ決まってもいないのに勝手に思っていました(笑)」
当時、飼い主さんのほかにも候補者がいたそうですが、飼い主さんが選ばれることに。素敵なご縁があって、つむぎちゃんと家族になることができたようです。
警戒心が強いかと思ったけれど…
生後約3カ月のつむぎちゃんを家に迎え、初めての猫との暮らしをスタートさせた飼い主さん。シェルターで「シャーシャー」言っていたつむぎちゃんを見て、飼い主さんはいろいろなことを覚悟していたようですが、初日のつむぎちゃんの様子を見て驚いたようです。
飼い主さん:
「お迎えする前に猫飼いの先輩から、『猫は気まぐれで基本的にツンツン』『保護猫は警戒心が強いから、初めの1~2カ月は隠れたり触れなかったりするケースもある』と言われ、私はその覚悟でいました」
飼い主さん:
「でも、初日のつむぎはひと通り部屋を散策し終えたら、私の膝の上に乗って寝始めたんです。シェルターでシャーシャー威嚇していたのが嘘のようで、『なんて可愛いのっっ!!!!!!』と。これが、つむぎという“幸せな沼”の始まりでした」
つむぎちゃんは、飼い主さんの家が安心できる場所だとすぐにわかったのでしょう。お迎え初日から心を開いてくれたつむぎちゃんを見て、飼い主さんは喜びの気持ちでいっぱいだったようです。
つむぎちゃんは、かけがえのない存在に
つむぎちゃんの性格について、「とにかく甘えん坊のかまってちゃんです」と話す飼い主さん。ツンデレのツンはなく、いつもデレデレなのだとか!
飼い主さん:
「私が家に帰ると、つむぎはかかさずお出迎えをしてくれます。そして、スリスリしてナデナデを催促、おもちゃで遊び、疲れたら私の膝の上で寝て、夜は同じお布団に入って腕まくらで寝ます。私が家にいるときは、つむぎはずっとそばにいてくれますね」
そんなつむぎちゃんとの暮らしについて、「お世話をしているのではなく、お世話をさせていただいているという感覚なので、毎日が楽しくて幸せです」と話す飼い主さん。
お世話に関して大変なこともあったそうですが、今ではつむぎちゃんとの暮らしの中で解決策を導き出し、落ち着いたのだとか。大変だった日々も、振り返ってみると「いい思い出だった」と思えるようです。
つむぎちゃんと出会ってから2年が経過する今、飼い主さんはどのようなことを思うのでしょうか。
飼い主さん:
「とにかく私にとって、つむぎは世界一可愛くて、大好きで、かけがえのない存在です。うちに来て、私と過ごせて幸せだと思ってくれていたら、それがなによりも幸せです。
いつか広いおうちに引っ越して、キャットタワーやキャットウォークをたくさん設置して、つむぎが楽しそうに駆け回るところを見られたら嬉しいです」
写真提供・取材協力/Instagram(
@tsumugi.2020さん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ