Twitterユーザー
@coroyammyさんが
「犬の散歩中にダンボールに入った仔猫を拾うという漫画みたいな出来事から今日で3年。のび太は元気です」とのコメントとともに投稿した、愛猫・のび太くんの写真。
生後約1週齢で保護されたのび太くんは、飼い主さんに迎え入れられてすくすくと成長していきました。3年経った現在では…
こんなにも体が大きくなり、立派に成長! そんなのび太くんの成長記録、保護当時の詳しい状況について、ねこのきもちWEB MAGAZINEは飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。
ダンボール箱の中で必死に鳴いていた
2020年5月のことでした。飼い主さんが愛犬のハチオくんと散歩をしていると、老犬で普段はあまり歩かないハチオくんがその日はなぜかリードを引っ張り、いつもとは違う道へ飼い主さんを誘導しました。
草むらから「ピャア〜! ピャア〜!」と鳴き声が聞こえたため覗いてみると、そこにはダンボール箱があり、生まれたばかりだと思われるのび太くんがいたのです。
そのときの心境について、飼い主さんはこう振り返ります。
飼い主さん:
「『こんな漫画みたいなことが私の身に起きるなんて!』とびっくりしたとともに、なんとかこの小さい命を助けなければと箱を抱えて、ハチオと猛ダッシュで家に戻りました。
翌日には冷たい雨が降り、前日に気づいていなかったら危なかったかもしれません。『ハチオ! グッジョブ!』という気持ちでした」
わんぱくな暴れん坊に成長
のび太くんを保護してから1カ月間はミルクを2〜3時間おきに哺乳瓶であげたり、排泄のお手伝いをしたりと、寝不足続きだった飼い主さん。
大変な日々だったことは間違いありませんでしたが、「寝顔を見たり私を認識して甘えてきたりすると、可愛くて可愛くて。疲れも寝不足も全く気になりませんでした」と話します。
保護当時は180gしかなく手のひらサイズだったのび太くんも、今では先住猫たちよりも大きくなりました。「のんびりした猫になるといいなぁ」という思いから「のび太」と名付けられたのび太くんですが、名前とは裏腹にわんぱくな猫に成長したといいます。
飼い主さん:
「みんなに可愛がられて育ったため、生粋の末っ子という感じです。とても甘え上手で、仕事や外出から帰宅すると一番に出迎えてくれます。でも、気に入らないことがあるとガブリと噛みつくわがままな一面も…」
のび太くんは「吉宗に改名してもいいんじゃないか?」と思うほど、元気いっぱいな暴れん坊になったようです。
猫が大好きだった優しいハチオくん
飼い主さんとのび太くんが運命の出会いをするきっかけを作った愛犬のハチオくんは、のび太くんを家族にお迎えしてから半年後に、天寿を全うしました。
猫が大好きで、決して吠えたり驚かせたりせず、嬉しそうに愛おしそうに眺めてはしっぽをパタパタと振る、とても優しいお兄さんでした。のび太くんにとってスーパーヒーローだった存在のハチオくんについて、飼い主さんは「ありがとうの気持ちでいっぱいです」と話します。
5匹の猫と暮らす飼い主さんの思いは…
飼い主さんのお宅には、人に頼まれて飼うことになった猫、近所で生まれた野良の子猫、公園で暮らしていた野良猫、近所の小学生が連れてきた猫など、合わせて5匹の猫が暮らしています。
最後に、飼い主さんに愛猫たちへの改めての思いや、今後どのように過ごしていきたいのかをうかがいました。
飼い主さん:
「上は13才から下は3才まで、毛色も毛柄も年齢も性格もさまざまですが、みんなで穏やかに暮らしていけたらいいなと思っています」
元気印の暴れん坊な末っ子ののび太くん。これからもお兄さん猫たちや飼い主さんと、楽しい日々を過ごしてほしいですね!
写真提供・取材協力/Twitter(
@coroyammyさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/二宮ねこむ