今回紹介するのは、Instagramユーザー
@jin_kun_houseさんの愛猫・ジンくん(撮影当時、生後4週齢)。
ジンくんは、飼い主さんの自宅の中庭で保護されました。こちらの写真は、保護したジンくんをタオルで包んでいたときの一枚です。体温が低かったジンくんは、飼い主さんの抱っこで温められて安心したのか、天使のような可愛い表情ですやすやと眠っています。
眠るジンくんに安堵する飼い主さん
生まれたばかりのジンくんは歩くこともままならず、鳴くことも少なく、動きもゆっくりでした。抱っこをされて赤ちゃんのように眠るジンくんを見て「母性本能がくすぐられた」という飼い主さんは、撮影当時の様子についてこう振り返ります。
飼い主さん:
「私には息子がいるのですが、息子が赤ちゃんのときは全然寝ない子でした。猫であろうと人であろうと、『寝てくれる=安心しきっている』と思えて嬉しかったです。この日以降も、抱っこしたら寝るときが何度かありました」
母親と一悶着の末に…
かねてより、「猫を家族に迎えたい」と考えていたという飼い主さん。突然の出会いによりジンくんを保護することになったものの、飼い主さんの母親は動物を飼うことに反対していました。
ジンくんを見ても依然として反対していたといい、飼い主さんは「あと何年待てば猫を飼えるの? 私だって時間は有限」と、半ば“強行突破”で迎え入れたのだとか。
そして、ジンくんと母親が同じ環境で暮らすことに慣れてもらうため、1カ月間はケージを中心とした生活を始めたといいます。
すると、はじめは反対していた母親も、時間を重ねるにつれてジンくんに興味を示すようになったそう。ケージに寄っていき「ジンくん可愛いね」と声をかけたり、触ろうとしたりと、行動に変化が見られたそうです。
飼い主さん:
「今ではインスタにコメントまでしてくれています。家族の会話もジンくん中心になり、話題も増えて、結果オーライです!」
心が通じ合う瞬間も
お迎え当時よりもジンくんはケージの外にいる時間が長くなり、現在では家の中を自由に歩いているのだそう。ジンくんと触れ合う時間の中で、飼い主さんは「あ、ちょっと心が通じ合ってるかも?」と感じることもあるようです。
手をペロペロと舐めてくれたり、抱っこを許してくれておとなしくしてくれたり、腕の中で寝てくれたり——飼い主さんは「ものすごい幸せな気持ちになります」と、ジンくんとの日々について話します。
飼い主さん:
「きっともっと深い絆で、飼い主と猫は結ばれるはず…と思っています。これからもジンくんがリラックスできて、心地良い環境を作っていきたいです」
写真提供・取材協力/
@jin_kun_houseさん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/二宮ねこむ