猫が好き
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「生きられるかは五分五分」と言われた275gの子猫→飼い主さんや先住猫のサポートで成長した現在の姿がかわいすぎる!

飼い主さん:
「職場の従業員が『子猫が段ボールの上に1匹でいる。今もいるけど生きてるかわからない』と話しかけてきました。
こんな寒いお外に1匹でいるなんて――。それを聞いて驚いた私は、すぐに職場にあった段ボールを組み立て、車にあるひざ掛けを取りに行き、子猫のもとへ走りました」
子猫を探しに行くと“小さな黒いかたまり”が……

「外に出て『子猫はどこ?』と探していると、片手で捕まえられるほどの“小さな黒いかたまり”が……。『そこにいるのね。逃げないで! お願い! 生きている? 生きていて!』そんな言葉が、私の頭の中をぐるぐると巡りました。
そして子猫を抱き上げたとき、『まだ温かい、目が開いた! 生きている!』と私は大泣き。『頑張ったね。怖かったね。寒かったね』そんな気持ちになったことを覚えています」
動物病院へ行くと「生きられるかは五分五分」と言われた

飼い主さん:
「診察してもらうと、生後1カ月半ぐらいの女のコであることがわかりました。体重は275g程度で栄養不足でガリガリ。ノミ・ダニが大量についていて貧血状態で、おなかの中にも虫がいるかもしれないと……。
獣医師の先生からは『生きられるかは五分五分』と言われましたが、ママ猫から私に託され渡された命のバトン。小さな体でひとり頑張ってくれた子猫を絶対に死なせないと、強い気持ちをもってお世話に取り組みました」
あんずちゃんは現在生後7カ月に!

飼い主さん:
「性格は『強い』の一言ですね。歩く導線上にある物はすべて落としていきます(笑)
また、元々とても“猫なつっこい”タイプなので、お姉ちゃん猫にシャーと言われても全然平気でひっついていましたが、最近はお姉ちゃん猫に意味なく猫パンチしたり、ゴハンを奪いに行ったりと悪さばかりしています」

「でも実は、3番目のお姉ちゃん猫のよもぎは、あんずのママ代わりをしてくれているんですよ。
毛づくろいをしてあげるなど、見ていて微笑ましくなるくらいにかわいがっています。あんずもよもぎがいないと鳴いて探し回り、見つけるとうれしそうにスリスリするほどなついています」

「ちなみに、寝ているときはいびきをかいて爆睡するので、どこで寝ているのかすぐに見つけられます(笑)それが家族の癒やしになっていて、もうかわいいしかないですね。
これからもケガをしない程度に元気に走り回って、お姉ちゃん猫と仲よくのびのびとあんずらしい毎日を送ってくれたら私たちも幸せです」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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