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雨が降る肌寒い日に職場で野良の母猫が出産、母子ともに保護を決意→およそ1年が経過し、“幸せな成長姿”に喜びの連続!

あのとき保護することを決めて本当によかった——親子猫の成長を間近で感じ、幸せを噛み締める!
保護当時の母猫・まるちゃんと、くまちゃんを含む5匹の子猫たち
保護当時の母猫・まるちゃんと、くまちゃんを含む5匹の子猫たち。
@_marukuma
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@_marukumaさんの愛猫・まるちゃん(撮影時、推定4〜5才)、くまちゃん(撮影時、生後1カ月)親子のエピソード。

2023年10月、飼い主さんは野良猫だった母猫・まるちゃんと、くまちゃんを含む5匹の子猫を保護しました。飼い主さんによると、保護する少し前に飼い主さんの母から「職場にお腹の大きな猫が行き来している」と聞いていたそうです。その後まもなく、母猫は職場の敷地内で5匹の子猫を出産しました。
まるちゃんが出産した5匹の子猫たち。右から2番目がくまちゃん
まるちゃんが出産した5匹の子猫たち。右から2番目がくまちゃん。
@_marukuma
当時の様子について、飼い主さんはこのように話しています。

飼い主さん:
「当時、何日も雨が降っていて、肌寒い日が続いていました。日が経つにつれ気温はどんどん下がっていき、また車の出入りがある駐車場近くにいたため、『もしも万が一のことがあったら……』と、いてもたってもいられませんでした」
飼い主さん家族は、元々3匹の愛猫と暮らしていました。母猫と子猫たちを保護することについて、当初ほかの家族からは反対されたといいますが、飼い主さんは「責任をもって里親探しをすること」を約束し、家族の協力のもと保護に踏み切ったのだそうです。

初めての里親探し、そして新たな思いが

家族に迎えたばかりのくまちゃん
家族に迎えたばかりのくまちゃん。
@_marukuma
こうして、母子ともに6匹の猫を保護した飼い主さん。自宅に連れて帰ると、先住猫たちと部屋を分けるために空いている部屋を保護猫部屋として用意し、そこでお世話をすることになりました。

お世話と並行して、里親探しもスタート。飼い主さんにとって初めての里親探しだったそうですが、職場の人や友人に声を掛けるなどして「想像していたよりスムーズに里親さんが決まっていき、安心した」と話します。
《写真左から》まるちゃん(撮影時、推定5才)、くまちゃん(撮影時、生後3カ月)
《写真左から》まるちゃん(撮影時、推定5才)、くまちゃん(撮影時、生後3カ月)
@_marukuma
一方で、飼い主さんの中でこんな思いが募っていったといいます。

飼い主さん:
「日々のお世話を通じ親子猫たちと関わっていく中で、『自分自身でこのコたちの成長を最後まで見守りたい、このコたちを幸せにしたい』という気持ちが芽生えてきました。

私自身、2カ月後には実家を離れて新生活を始めるというタイミングで、その準備をしている最中ではありましたが、母猫のまると、子猫のくまを家族に迎えることを決めたんです」

まるちゃん、くまちゃんを家族に迎え、新生活がスタート!

寄り添って眠るくまちゃん(撮影時、生後5カ月)、まるちゃん(撮影時、推定5才)
寄り添って眠るくまちゃん(撮影時、生後5カ月)、まるちゃん(撮影時、推定5才)
@_marukuma
こうして、正式にまるちゃん、くまちゃんを家族に迎えることになった飼い主さん。しばらく実家で過ごしたのち、2匹とともに新生活の地へと引っ越しました。

新居に向かうまでの片道4時間の移動中、母猫・まるちゃんは長距離の移動からか不安な様子を見せ、しばらくのあいだ鳴き続けていたといいます。

「新しい環境に馴染めるだろうか」と心配する飼い主さんをよそに、まるちゃんは新しい家に到着するとすぐに受け入れる様子を見せたそう。その姿に、飼い主さんはホッと胸をなでおろしたのだそうです。

対する子猫・くまちゃんは移動中から普段と変わらず、寝たりウンチをしたり……(笑) 飼い主さんも「肝が据わっている」と感心したようです。

まるちゃんは「温厚でおっとりしたコ」、くまちゃんは「甘えん坊でおしゃべりなコ」に!

「ゴッハン♪」と催促するまるちゃんの現在の姿
「ゴッハン♪」と催促するまるちゃんの現在の姿。
@_marukuma
保護から約1年が経ち、まるちゃんは現在推定5〜6才に、生まれたばかりだったくまちゃんは1才になりました。

飼い主さんいわく、まるちゃんは「温厚でまったりとした性格」。くまちゃんにちょっかいをかけられても、大抵のことは軽く受け流す懐の深いコなのだそうです。

一方で、食いしん坊な一面も持ち合わせており、「ゴハン♪」と催促をするように鳴く様子も。お腹が空いたときには温厚な普段の姿から一変、「少しだけ気が荒くなる」のだとか。
甘えん坊なくまちゃんの現在の姿
甘えん坊なくまちゃんの現在の姿。
@_marukuma
くまちゃんは、「甘えん坊でおしゃべりさんなコ」へと成長。母猫・まるちゃんにいつもベッタリとくっついているようです。飼い主さんに遊んでほしいときやオヤツが欲しいときなどには、たくさん鳴いて甘えてくるといいます。

子猫からおとなの猫へと成長したくまちゃん。飼い主さんはくまちゃんについて、こんなことを話していました。

飼い主さん:
「くまは1才にはなりましたが、まだまだ子どもだなと感じることが多いです。窓越しに虫を見つけては一生懸命捕まえようとしたり、扉を蹴り上げながら部屋中走り回ったり……(笑) お転婆な一面がありますね。

それでもこの1年間、くまが少しずつ成長していく過程を見ることができて、喜ばしい日々の連続でした!」
「ぎゅうぎゅう」
「ぎゅうぎゅう」
@_marukuma
また、飼い主さんはこの1年を振り返り、2匹の姿を見てこんなことを思うそうです。

飼い主さん:
「窓辺でひなたぼっこをしているときや寝ているときなど、2匹のまったりしている姿を見ると癒されます。

それに、ゴハンをあげるときや甘えてくれるとき、一緒の布団で寝るときなど、私たち飼い主を信用してくれてるんだと感じ、その瞬間を幸せに思います」

まるちゃん、くまちゃんへの思い

仲良し親子なまるちゃん、くまちゃん
仲良し親子なまるちゃん、くまちゃん。
@_marukuma
まるちゃん、くまちゃんの成長を見守りながら、幸せいっぱいな日々を過ごしている飼い主さん。最後に、2匹への思いをこう話していました。

飼い主さん:
「まずは、出会った当時に保護することを決めて本当によかったなと思っています。あの決断がなければ、今こうして家族として過ごす幸せな時間はありませんでした。あらためて家族に迎えることができてよかったなと思いますし、それを受け入れてくれたまる、くまにも感謝しています。

今後も2人+2匹の4人家族で、楽しく健康に過ごしていきたいなと思います」
写真提供・取材協力/@_marukumaさん/X(旧Twitter)
取材・文/山田リタ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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