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額縁に収まらないマッチョ猫! 威風堂々と描かれた猫の日本画に「ブチ破って出てきそう(笑)」「お強い…」の声

「額縁に収まりきらない。つよい」

そんなコメントにハッシュタグ「#マッチョ猫大会」を添えて投稿された一枚の写真。そこには、縦長の額縁から見切れるほどダイナミックなキジトラ猫が描かれています。
愛猫・コイモちゃんをモデルに描かれた作品
愛猫・コイモちゃんをモデルに描かれた作品
https://x.com/dorodangobonta
ちょこんと座って、少しうつむいている猫。今にも、こちらを見上げ、「ニャー」と鳴き出しそうです。
額縁いっぱいに描かれた猫
今にも動き出しそう! リアルに描かれたコイモちゃん
https://x.com/dorodangobonta
この作品を描いた小熊香奈子(@dorodangobonta)さんが自身のXで写真を公開すると、瞬く間に3.2万件(2024年6月20日時点)の“いいね”を集めました。

リプライには「お強い……」「表情が最高ですwww」「威風堂々」「今にも飛び出て来そうですね」「ブチ破って出てきそう(笑)」「ほしいですね。素敵なお作品です」など、感嘆する声がたくさん寄せられています。

愛猫・コイモちゃんの“ある仕草”が創作のヒントに…!

絵の隣でくつろぐコイモちゃん
飼い主さんが描いた絵の隣でくつろぐコイモちゃん
https://x.com/dorodangobonta
絵のモデルになったのは、小熊さんの愛猫・コイモちゃん(取材時、5才)。よく引き戸の隙間からこちらをのぞくコイモちゃんの姿から着想を得て、描きました。

小熊さん:
「猫の短冊色紙作品をシリーズで描いているのですが、短冊の細長さが引き戸の隙間のような雰囲気を醸し出しているように感じられました。ちょこんと座るコイモを描いたところ、思いがけず、隙間からこちらをのぞいているような雰囲気を表現することができたのです」

和の趣が漂うノスタルジックな画風と、コイモちゃんのアンニュイな表情、そして縞模様の被毛が見事にマッチしている本作は、一体、どのように描かれているのでしょうか?

小熊さん:
「画材は、墨をメインに顔料や胡粉といった日本画の画材を使用しています。和の画材で猫を描くのはとても楽しいです」

小熊さんは、作品が大きな反響を受けたことをとても嬉しく思っているそうですよ。

小熊さん:
「『猫ってこんな仕草するよ』というご感想をいただき、『この仕草は、多くの人が共感できる“猫あるある”なのだな』と、ほっこりしました」

「猫ってこうだよね」と思ってもらえる作品づくりを目指して

後ろ姿の絵と並ぶコイモちゃん
後ろ姿がそっくり! 絵と並ぶコイモちゃん
https://x.com/dorodangobonta
小熊さんは、普段、日本画を制作し、団体展や企画展などの展覧会で作品を発表しています。猫をテーマに制作するようになったのは、コイモちゃんとの出会いがきっかけでした。

小熊さん:
「5年前、コイモと暮らすようになってから、猫に魅了され、猫を主題に制作することが増えました。SNSでの作品投稿ををきっかけに、展覧会に足を運んでくださる方も多く、とても嬉しいです」

「猫も家族も元気に一緒に過ごせることを願っています。その中で、日々の猫との暮らしを絵で綴っていきたいです」と語る小熊さん。今後の目標について、伺いました。

小熊さん:
「作品をご覧になられた方に『そうそう、猫ってこうだよね』と思ってもらえる、温かくて柔らかな猫の表現を目指して、さらに制作に励んでいきたいです」

写真提供・取材協力/@dorodangobontaさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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