猫が好き
UP DATE
保護猫カフェで出会った愛猫、「このコと別れるのは辛い」と気づいてお迎え。“うちのコ記念日”に飼い主さんが綴った愛猫への思いが尊い…!
「今日はトトのうちの子記念日。思えばトライアルの1週間、初めての猫との暮らしは寝不足の日々でした(せっせとDIYしたキッチンの侵入防止ドアを初日に突破されたのが全ての始まり)。あの日からずっと、人間の想定を軽々と超えていく凄いコです。我が家を選んでくれてありがとう」とのコメントとともに、トトくんの写真を公開。
飼い主さんを見つめたり、おもちゃで遊んだりするトトくんの姿は、とても幸せそうです。現在は、4才になったトトくんとの出会いから現在に至るまでのエピソードを伺いました。
生後6カ月で超ビッグ! 保護猫カフェでひときわ目を引いたトトくん
当時は、猫と暮らすことを考えたことはなかったという飼い主さん。「保護猫」という言葉さえ知らない状態でした。ところが、保護猫カフェで猫たちと触れ合ううちに、少しずつ心境に変化が現れたそうです。
飼い主さん:
「人懐こくかわいらしい猫と遊ぶのが楽しくて、ときどき保護猫カフェを訪れるようになった頃、ミーヤくんという名前の猫がやって来ました。それがのちのトトです。当時は、生後6カ月くらいでしたが、ほかの子猫と比べて体が大きくて驚きました。リーダー格の猫にちょっかいを出して返り討ちにあったり、同じ年頃の子猫と遊びたいのに体格差があるため吹っ飛ばしてしまったり……。人間に対しては、とても甘えん坊になる一面もありました。ユニークな行動の数々を目にして、私たち夫婦にとってトトは“推しニャン”になったのです」
そんなある日、飼い主さん夫婦は「保護猫カフェにいる猫は、いずれ里親さんが見つかり旅立つ」ということを考え始めます。これまでは、そうして旅立った猫たちのことを、「里親さんが見つかって良かったな」とうれしく思い、見送ってきました。ところが、トトくんとそうして別れる日が来ることを考えたとき、とてつもない寂しさを感じたといいます。
飼い主さん:
「それまでは、保護猫カフェを巣立っていく猫たちのことを『良かったな』とうれしく思っていました。ところが、トトくんとも別れる日が来ると思った瞬間、うれしいという気持ちよりも寂しいという気持ちがはるかに上回ったのです。それは、夫も同じでした。ただ、そう簡単に命を預かるという判断を下すわけにはいきません。毎晩、夫婦で話し合い、考えた末、お迎えすることを決めました」
これまでに猫と暮らしたことはなかった飼い主さん夫婦は、保護猫カフェのオーナーから脱走対策をはじめとしたアドバイスをもらい、トトくんを家族の一員として迎え入れました。
飼い主さん:
「我が家に来てから今まで、毎日、大好きな猿のぬいぐるみを私のところにくわえて持ってきてくれます。こっそり持ってくるので運んでいるのを見たことは一度もありません。仕事をしている部屋の入り口、トイレの前、洗面所、ベッドの横など、気づくと小さなおサルさんがちょこんと置かれています。せっせと運んできてくれる姿を想像すると、かわいらしくて仕方ありません」
おしゃべりも意思表示も上手なトトくん。「これからも楽しく暮らしていきたい」
飼い主さん:
「よく食べ、よく遊んで、さらに大きく育ち、里親仲間さんたちの間で『デカマッチョな猫』として知られるようになりました。持ち前の筋肉で家中の扉と引き出しをこじ開けるので、ごはんとおやつの入っている引き出しにはチャイルドロックを設置しています。とても感情が豊かで、おしゃべりが大好き。また、嫌なことがあると人間のスマホや大嫌いな猫用ブラシを自分のトイレにポイッと捨てて意思表示してくれます」
優しい飼い主さん夫婦に見守られながら、元気いっぱい、にぎやかな日々を送っているトトくん。「我が家に来てくれてありがとう」と、飼い主さんは語っています。
飼い主さん:
「毎日、のびのびと過ごしているのを見るだけで幸せですし、どのような行動も愛おしく、思わず、笑みがこぼれてしまいます。トトも私たちも、ケガと病気をしないように注意をしながら、これからも一緒に楽しく暮らしていきたいです」
写真提供・取材協力/@Er_Pupone_Totoさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE