猫が好き
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外で暮らしていた「おうちのない猫」と家族に 幸せな暮らしが始まり「あと100年生きておくれ」と願う毎日
飼い主さんに話を聞くと、撮影エピソードを次のように話しています。
「ふたりで昼寝をしていてふと目が覚めたときにこの光景があり、写真を撮りました。
駿のこの姿を見て、『うちに来てくれて本当にありがとう、ずっと一緒にいたい(100年生きてほしい)』と思い、思わず涙が出たことを覚えています」
夫の一言で、駿くんを家族に迎えることを決意
「ほかの猫たちは来る日、来ない日で入れ替わりがあるなか、駿は皆勤賞で顔を出してくれました。後追いも少し見せるなど、とても人馴れした印象でした」
猫と暮らす準備を進めるなかで、飼い主さんは猫の保護団体のホームページなどを頻繁に見ており、そこで気になる保護猫を見つけたのだとか。
外で暮らしている駿くんのことも気にかけていた飼い主さんは、「どちらを家族にお迎えしようか」と悩んでしまったそうですが、夫のある言葉で迷いはなくなったといいます。
「夫に相談したときに、『このコは今保護されていて、少なくとも暑くも寒くもない家の中で生活ができている。外にいるコを優先して助けてあげたいと思う』と言われたんです。
その一言で迷いは吹き飛び、引っ越した当日に駿を保護しようといつもの場所へ向かいました」
家に迎え入れてからも、少し家の中を探検したのち、まるでもともと住んでいたかのようにトイレやキャットタワー、ごはん入れも使ってくれたという駿くん。そんな姿に、飼い主さんは「驚いた」と振り返っています。
穏やかでいつもご機嫌な駿くんは、「生きがいであり、宝物のような存在」
駿くんは飼い主さんのことをよく見つめてくれるそうで、「目が合うとゆっくりと瞬きをして気持ちを伝えてくれる」といい、飼い主さんはそのような瞬間に幸せを感じるそうです。
「私と駿は毎日21時頃に家族より一足先に寝室へ行くのですが、そこで駿はいつもの5倍のパワーでさらに甘えてきます。通称『ふたりの時間』が毎日の楽しみです。
100年生きてほしいと願ってはいますが、それは難しいことは理解しています。なので、駿が嬉しい、楽しいと感じることを毎日積み上げていきたいです。そして、駿が健康に暮らしていけるように支えていきたいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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