猫が好き
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「姉弟を離れ離れにしないで!」から始まった保護子猫との暮らし→4年後、家族はすっかり“猫沼”に
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、2匹との出会いのエピソードなどについて、飼い主さんにお話をうかがいました。
「猫を家族に迎えたい」と考えていたときに、保護された2匹のことを知った
しばらくして、母猫に育児放棄された双子の子猫の里親募集情報を見つけたそうです。
そして「どちらか1匹を家族に迎える」と決め、保護主さんに連絡をすることに。
「普段はワガママを言わない次女が、『お母さん猫とも会えなくなったのに、姉弟を離れ離れにしないで! もう誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントもいらない。何でもするから、2匹まとめてうちのコにして』とお願いしてきたんです。
『もし1匹だけなら我慢する。一緒に引き取ってくれる人のところへ行ったほうがいい』という娘の思いを聞き、とても悩みました。
きょうだい猫を飼っている人に相談したり、再び家族内でたくさん話し合いをしたりして、あらためて『2匹一緒に家族に迎えたい』という思いを保護主さんに伝えたんです」
「こんぶともずくがくっついて寝たり戯れている姿を見守っていた保護主さんも、『このコたちの幸せを考えると、一緒にいたほうがいいのではないか』と思ってくれたそうです。保護主さんのはからいもあって、2匹とも我が家に迎え入れることが決まりました」
初めての猫との生活。家族全員、2匹にメロメロに!
3時間おきの授乳や排便のサポートなど、子猫のお世話は大変なこともあったけれど、飼い主さんの3人のお子さんたちも積極的にお世話に参加してくれたのだとか。
「うちに来てすぐ、体温が下がらないようにパジャマの左右のポケットに1匹ずつ入れて、夜中の授乳を担当した長女。『2匹を離さないで!』と懇願した次女。末っ子の三女は妹や弟ができた気分で、2匹に向かって『お姉ちゃんがやってあげるよ!』と言いながら、いろいろお世話をしてくれています」
2匹は9月の誕生日で4才に! 現在の暮らしの様子は?
相変わらず仲良しとのことですが、性格はまったく違うのだそう。もずくくんはのんびり穏やかで、新しい環境にも物怖じしない性格。一方のこんぶちゃんは、はっきりした性格だけれど慎重派な一面もあります。
昨年、飼い主さんの夫の父が同居することになり、その際に2回の引っ越しを経験。生活環境が大きく変わるなかで、2匹の性格の違いは顕著だったといいます。
「やんちゃなてんぐさをお迎えした当初、私たちは『もずくは大丈夫だけれどこんぶが怒ったり、不安定になるのではないか』と心配していました。
ガンガン絡みに行くてんぐさに、もずくもこんぶも引き気味で……。しかし、もずくは適度な距離感でてんぐさに礼儀を教えるようになり、こんぶに関しては、てんぐさの体調が悪いときにベッドの横で見守る姿が見られたんです。
てんぐさのおかげで、“礼儀に厳しいもずく”と“小さいコに甘い優しいこんぶ”という、新たな一面を垣間見ることができました」
愛猫たちと暮らすなかで、飼い主さんが今感じていることは
「主人の父が一緒に住むようになり、こんぶはいつも父の近くに寝転がって、一緒にテレビを見ています。父はずっと犬を飼っていた犬派でしたが、すっかり“猫の沼”にはまっています。
子どもも成長し、3姉妹とも家を空ける時間がどうしても長くなりましたが、日中は父が猫たちと一緒にいてくれるので助かります。
てんぐさの成長とともに、もずくとこんぶの新たな一面を発見できるのが今からとても楽しみです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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