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キラリ★黒目とまぶたの動きで読み取る"猫のきもち♡"

猫の目や耳、ヒゲ、しっぽなどのパーツが、コロコロと動く様子はとても愛らしいですよね♪じつはその何気ない変化こそが、猫の気持ちを読み取る大きなカギなのです!

ここでは、”キャッツアイ”という名の宝石があるくらい印象的な猫の「目」の変化について、解説しますね!

パーツは気持ちを伝える大切なツールだった!

猫は周囲の変化を敏感に察知して、目や耳、ヒゲなどの顔のパーツの動きや大きさを瞬時に変化させます。外猫は、その変化で猫同士の意思疎通を図っていて、さらにしっぽの動きで、遠くにいる猫にも気持ちを伝えています。一方飼い猫は、これらのパーツを巧みに動かして人に気持ちを伝えようとしているのです。

凝視せずに、さりげなくチェックして!

撮影/小森正孝
猫の瞳孔(黒目)は、光の量によって大きさが変わりますが、それだけではなく気持ちによっても変化します。この変化は、猫同士でのコミュニケーション時にも大きな役割があるようですよ。確認するときは、のぞき込むと怖がるのでさりげなく見るのがポイント! では、気持ちごとの目の変化を見てみましょう。

平常心…瞳孔(黒目)が大き過ぎず小さ過ぎない

撮影/小森正孝
部屋の明るさにもよりますが、平常心の猫はまぶたの力が抜けて瞳孔は縦長になります。この状態のときの猫の表情は、人のびっくりしている表情に見えることも。

興奮、緊張…瞳孔(黒目)が大きくなる

撮影/小森正孝
猫の目は周囲が暗いとき瞳孔が大きくなりますが、遊びで興奮したり、おもちゃに狙いを定めて緊張したりしているときにも大きくなります。まぶたに力が入り、吊り目がちにも。興奮具合によっては瞳孔がまん丸になることがあります。瞳孔が大きくなればなるほど、興奮度が高いと考えられます。

親愛…一瞬目を閉じる

撮影/apricot
目が合ったときや人に呼びかけられたときに、一瞬目を閉じるのは猫にとってのあいさつ。「信頼していますよ」のサインです。人も同じように返すと、
猫を安心させられます。

観察・主張…じーっと見つめる

撮影/小森正孝
強く興味をもったり、相手に気付いてほしかったりするときに、じーっと見つめることが。新しいおもちゃを見つけたり、人が何か作業をしたりしている最中に見られるしぐさです。逆に、猫に対してじっと見つめるのは"敵意"を表すことに。

警戒、興奮…まぶたを吊り上げる

撮影/apricot
大きな音に警戒したり、遊びの最中で興奮したりしていると、吊り目に見えるときが。これは、耳に力が入ると顔全体が後ろに引っ張られるので、まぶたも一緒に引き上げられるからといわれています。警戒心が強いほど顔全体に力が入り、耳が反るので、つられて吊り目になります。気持ちの強さは表情のきつさに表れるのです。

降参…視線をそらす

撮影/後藤さくら
じっと見つめられた猫が視線をそらすのは「自分の方が弱いです」と認めるときにするしぐさのひとつ。これは無駄な争いを避けて、自分の身を守るため。気が強い猫の場合は、睨み返して臨戦態勢に入ります。
かわいいだけじゃなかった、猫の目。「目は口ほどに物を言う」といいますが、猫の場合はまさしくそうですね! 猫は怖がりなので、くれぐれも「めっ!(目)」なんて、叱らないでくださいね。なんちゃって~



参考:『ねこのきもち』2018年9月号「キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち」(帝京科学大学教授 小野寺温先生監修) 
撮影/apricot 、小森正孝、栗林 愛、尾﨑たまき、石原さくら、後藤さくら
※この記事で使用している画像は2018年9月号「キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち」に掲載されているものです。
文/Carrie-the-cat

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