猫が好き
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獣医師が思う「猫が動物病院を嫌いになる理由」と「慣れさせるために実践したいこと」
そこで今回は、医療現場で働くねこのきもち獣医師相談室の先生に、「獣医師が思う『猫が動物病院を嫌いになる理由』」を解説してもらいました。
獣医師が思う「猫が動物病院を嫌いになる理由3つ」
①動物病院で嫌な思いをした経験がある
②キャリーケースに入るのが嫌い
そんな場所に閉じ込められることに強い恐怖や不安を感じ、キャリーケースに入ることを嫌がる猫もいるでしょう。
動物病院に行くときだけにキャリケースを使っていると、猫が「キャリーケースに入る=動物病院に行く」と覚えてしまいます。そのため、動物病院が嫌いな猫は、キャリーケースも嫌いになってしまうのです。
キャリーバッグなどに慣れているコであれば、連れて行く過程で苦労をすることはないでしょう。
③慣れない環境や様子の違う飼い主さんを見て不安になるから
そんな中で、いつもとは様子が違う飼い主さんの不安そうな様子や心配そうな様子に、猫自身もさらに不安を感じています。
猫を動物病院に慣れさせるために実践したい4つのこと
①日頃からキャリーバッグに慣れさせよう
病院を「特別な場所」と猫に思わせないためにも、日頃からキャリーバッグで短時間のお出掛けをしてみるのもいいですね。
「キャリーバッグに入っている時間は飼い主さんと一緒なんだ」と思ってくれるようになれば、その中は安心で安全な場所なんだと思ってくれるはずです。
②猫が興奮するなら洗濯ネットに入れる
猫は元々狭い場所を好みますが、洗濯ネットは猫の身体を包んでくれて、安心して落ち着きます。最近では、洗濯ネットに猫を入れたまま診察をする病院も増えてきています。
そのため、洗濯ネットに猫を入れて、その上でキャリーバッグに入れて病院に行くことをお勧めいたします。
③病院に行くときもいつものように愛猫に接してあげよう
④キャリーバッグにかけるタオルを用意しよう
そのため、できるだけストレスを軽減させてあげるためにも、キャリーバッグを覆えるタオルなどを用意しておきましょう。待っている時間は目隠しをし、優しく名前を呼ぶなどして、安心させてあげるのがポイントです。
ぜひ、対策を実践してみてください!
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/nekomam
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