猫の種類で人気が高い「マンチカン」と「スコティッシュフォールド」。一見似ているようですが、両者の違いはどこにあるのでしょうか?パッと見ではわからない違いについて、2つの視点から解説していきます。これを読めば違いを語れるようになるかも?
マンチカンってどんな猫?
短い足と丸くてかわいらしい顔が特徴のマンチカン。その容貌からは想像できないほど、活発でジャンプ力にも優れています。原産はアメリカで、低い姿勢で駆け回る姿から「猫のスポーツカー」とも呼ばれます。毛色や毛柄はさまざまで、細くてやわらかい毛質が特徴的。短毛のイメージが強いかもしれませんが、長毛タイプも存在します。
性格は活発で社交的なタイプが多く、特に飼い主さんに対しては甘えてすり寄っていく傾向があるようです。また順応性が高く、人の赤ちゃんや他の動物とも良好な関係を築くことができる協調性も持ち合わせています。
スコティッシュフォールドはどんな猫?
スコティッシュフォールドは一般的にちょこんと前に垂れた耳を持ち、体形と顔の形に丸みがあるのが特徴の猫種です。ルーツは英国・スコットランドの農場で生まれた、スージーという名の1匹の真っ白なメス猫といわれています。骨格は健康的で、身のこなしがしなやか。やわらかく厚みのある被毛は短毛と長毛の両方あり、色もさまざまです。
性格は人懐っこく穏やかな傾向があり、マンチカン同様、他の動物や赤ちゃんとの同居も問題なくできる協調性と順応性を備えています。
1:体の特徴が違う
マンチカンは足が短い
スコティッシュフォールドと比べて、マンチカンの足は短いのが大きな特徴。例えるなら、犬のダックスフンドのようなイメージでしょうか。この短い足は、突然変異によって生まれたものだといわれています。
スコティッシュフォールドは耳が小さい&垂れている
スコティッシュフォールドの特徴といえば、耳が小さくて垂れていること。この折れ耳は、単独の優性遺伝子によるものだそうです。折れ方によっては耳が顔の輪郭に溶け込み、まん丸の顔に見えることも。ただし、折れ耳にならず耳が立っている、立ち耳タイプの猫もいます。
2:性格にも違いがある
マンチカンは「陽気で社交的」
マンチカンの性格は個体差はあるものの、一般的に陽気で活発です。また、甘えん坊で人懐っこい一面もあり、飼い主さんとのスキンシップが好きな子も多いようです。
スコティッシュフォールドは「のんびり屋さん」
穏やかでおっとり、のんびり屋さんなのがスコティッシュフォールドの性格の特徴。おとなしいので、感情的な行動を見せることはほとんどないようです。マンチカンが「動」なのに対し、スコティッシュフォールドは「静」なのが大きな違いといえるでしょう。
違いは「体」と「性格」
マンチカンとスコティッシュフォールドの違いは、体の特徴と性格にありました。マンチカンは活発な性格で短い足、スコティッシュフォールドは穏やかな性格で丸い体に小さな折れ耳。両者とも歴史はまだ浅い新しい猫種ですが、愛らしい姿と好印象の性格から人気が高いのもうなずけますね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『マンチカンの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『スコティッシュ・フォールドの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
文/紺道ゆあん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。