“猫界のテディベア”とも呼ばれる「ラガマフィン」。日本では比較的新しい猫種ですが、その愛らしさから人気が高く、お迎えを検討している方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、ラガマフィンと暮らすために知っておいてほしいポイントをまとめました。
ラガマフィンってどんな猫?
丸みを帯びた体にフサフサの毛をまとった、まるでぬいぐるみのような、大型で長毛の猫です。穏やかで人なつっこく遊び好きな性格で、子どもとも仲良くできるため、個体差はありますが比較的飼いやすい猫種といわれています。
どんな人に向く?
ラガマフィンは比較的飼いやすい猫種といわれているので、初めて猫を飼う方でもお迎えしやすいでしょう。甘えん坊な性格なので、一緒にいる時間を積極的につくってあげられる人や、猫とのスキンシップを好む人に向いています。
飼育のポイント
飼育環境は大きめの部屋が◎
猫の安全や健康のためにも、室内飼育をしましょう。ラガマフィンは大型の猫種ですので、大きめの部屋で生活させてあげるといいですね。部屋には安心して寝られるスペースを用意するほか、キャットタワーなどで上下運動ができる環境を整えてあげましょう。
食事は『総合栄養食』を与えて
主食には、猫に必要な栄養がとれるよう作られている“総合栄養食”の表記があるフードを年齢や目的に応じて与えましょう。また、尿石症などの病気を防ぐために水分補給も大切です。
スキンシップでコミュニケーションを
ラガマフィンは抱っこされるのが好きで人とのコミュニケーションを好みますので、たくさんスキンシップしてあげましょう。適度にじゃらし遊びをするのもおすすめです。
お手入れのポイント
ラガマフィンは長毛ですが、もつれにくい毛質なのでブラッシングは比較的スムーズです。スキンシップの一環としてブラッシングしてあげるといいでしょう。また、換毛期には毛が大量に抜け替わりますので、ブラッシングだけでなくシャンプーも行うようにしましょう。
健康管理の注意点
ラガマフィンに心配な病気として、心臓の筋肉が厚くなりすぎて血液の送り出しが不十分になる「肥大型心筋症」があります。また、腎臓に多数ののう胞(水がたまった袋)ができ、やがて腎不全に陥る「多発性のう胞腎」や、尿路内に石が形成される「尿石症」にもなりやすい傾向があります。
ふだんから愛猫の様子をよく観察し、少しでも異変を感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。
モフモフで愛らしく、人のことが大好きなラガマフィンは、きっと素晴らしい家族になってくれるはずです。人も猫も幸せに生活できるように、一緒に暮らすためのポイントをしっかり学んでおきましょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『ラガマフィンの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。