猫は何かしらのアピールしたいとき、人に「スリスリ」してくることがあります。「飼い主さんにスリスリしたらごはんをくれた」など過去の体験から、要求を通すための手段として、自ら学んだ技でもあるのです。そこで今回は、猫がアピールするときにスリスリしてくる4つのシーンと理由をご紹介します。
①寝ている飼い主さんに起きてほしい
飼い主さんが朝寝ているときに、愛猫がそばに来て、スリスリとアピールしてくることはありませんか?
これは、「トイレ掃除」や「ごはん」など、寝ている飼い主さんに早く起きてやってほしいことがあるからなのです。
②自分の方に意識を向けてほしい
飼い主さんがパソコンを見ていたり、本を読んでいたりするときに、スリスリしてくることもあるでしょう。これは、集中している飼い主さんの意識を自分に向けたいから。
また、人だけでなく、近くにある物にスリスリすることもあります。
パソコンを見ているときに、パソコンの角などにスリスリしてくるのも、アピールの一環です。
③もっとなでてほしい
なでるのをやめたときに、スリスリしてくることもありますよね。
これは、なでられ足りなくて、「もっとなでて~」の気持ちから、自らこすり付けているのでしょう。
遊んでいるのをやめたときに、スリスリしてくる場合も同様です。
④ごはんが早くほしい!
ごはんの用意をしているとき、猫がスリスリしてくるのは、「ごはんが早くほしい!」と直接的にアピールしているのです。
人のごはんを用意しているときに、勘違いしてスリスリしてくることもあるでしょう。
また、飼い主さんがアピールに気付いてくれないと、エスカレートして、スリスリというより「グイグイ押し付ける」といったアピールになってくることもあります。
今回は、猫が飼い主さんにアピールするための「スリスリ」についてご紹介してきました。もちろん、猫の性格により人へのスリスリの仕方は異なりますし、スリスリするシーンもさまざまです。しかし、大好きな飼い主さんに、自分の存在をアピールしようとスリスリしてくる猫のきもちを思うと、より愛情が湧いてきますね。ぜひ、猫とのスリスリをお楽しみください♡
参考/「ねこのきもち」2016年8月号『\シリーズ第二弾/だって猫だもの 今日も“スリスリ”しています 猫の「こすりつけ行動」、その本当の気持ちは?』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。