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座り方から分かる猫の気持ちとは? よく見かける3タイプを解説
愛らしいしぐさを見せてくれる猫たちですが、そういったしぐさには猫の気持ちや生態の秘密がたくさん詰まっています。今回はその中から、猫の座り方に注目。座り方から分かる猫の気持ちについて、くわしく見ていきましょう。
「正座」は期待のあらわれ
前足を立ててシャンと上体を起こしている「正座」は、「いいことあるかな?」と期待しているときの座り方です。
ゴハンや遊んでもらえるのを待っているときなどに、特に見られることが多いでしょう。
猫にとっては少し疲れる体勢であるものの、警戒心はなく、目線を高くして周囲の様子を見ています。
「正座」に似ているけど……?緊張感をともなう場合も
同じ体勢でもしっぽを体に巻き付けている場合は、正座のときの気持ちと少し異なります。しっぽを無防備にして踏まれたりしないよう体に巻き付けており、正座よりも緊張感はやや高め。
また、片方の前足を上げている場合も、緊張感がある状態です。正座の体勢から、逃げる・猫パンチをするなど、いつでもアクションを起こせるように構えています。
リラックス状態の「香箱座り」
前足を曲げて座る、いわゆる「香箱座り」は、リラックスしている状態です。
前足が折りたたまれていて急に立つことができないため、緊張や不安がある場面ではまず見せない座り方でしょう。
筋肉も関節も柔らかい猫ならではの座り方で、そのフォルムが香を入れる「香箱」に似ていることから、この呼び名がついたのだとか。
「動きにくさ」で、リラックス度が分かる!
猫の座り方は、とっさに動きにくい体勢ほどリラックス度が高いと考えられます。
同じ香箱座りでも、前足をクロスしている場合や、前足を完全に隠している場合は、特にリラックス度が高いといえるでしょう。
一方で、似たような体勢でも前足の裏を床につけているようなら、リラックス度はやや低め。腰を下ろして休んでいるものの、いつでも立ち上がれるようにしている状態です。
ラクに休める「横座り」
猫にとって一番ラクで自然な座り方だといわれるのが、四肢をだら~んと投げ出した「横座り」。
足やしっぽ、胴体の力を抜いて、首から上だけを起こして周りを眺めています。
チーターなどの野生のネコ科動物にもよく見られる体勢です。
座り方ひとつとっても、猫たちのさまざまな気持ちをくみ取ることができます。今回ご紹介したものも含め、さまざまな猫のしぐさについて理解を深めていき、愛猫とのより円滑で親密なコミュニケーションのために役立ててくださいね。
参考/「ねこのきもち」2019年4月号『どうしてするの? どんな気持ち? We Love ニャンポーズ』(監修:哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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