ブルー御三家の猫を比較して見えてきた「ロシアンブルー」のアピールポイント

ロシア皇帝にも愛されたという美しいブルーの被毛を持つロシアンブルー。実は、ロシアンブルーと同じブルーの被毛を持つ「ブルー御三家」といわれる猫がいます。今回は、ブルー御三家の猫を比較しながら、ロシアンブルー特有の魅力に迫ってみましょう。

ロシアンブルーと似た毛色の猫は？

ブルーの被毛が美しいロシアンブルーですが、見かけ上よく似た猫に「シャルトリュー」や「コラット」が挙げられ、この3種の猫を「ブルー御三家」と呼ぶことがあります。まずは、見た目の特徴を簡単に比較してみましょう。

シャルトリュー

フランスが原産国である気品あふれる猫「シャルトリュー」。毛質は、ロシアンブルーと同じくダブルコートで、色もブルーの一色です。ロシアンブルーと比較して、がっしりとした、たくましい体つきのようですね。

コラット

「コラット」は、タイ北東部・コラット高原の農家で古くから飼われてきた猫種。光沢のあるブルーの被毛を持ちますが、ダブルコートであるロシアンブルーやシャルトリューとは異なり、シングルコートの毛質が特徴です。銀色に輝く被毛が「硬貨の色」、ハートの形をした顔が「愛の表現」とされ、“幸せを招く猫”と呼ばれることも。

3種とも毛色がそっくりで、パッと見ただけでは判別するのが難しそうです。さっそく、ロシアンブルーのアピールポイントをご紹介しましょう。

ロシアンブルーのアピールポイント①「瞳の色」

ロシアンブルーの一番の魅力は、何と言ってもその美しい瞳の色「エメラルド・グリーン」。ブルーグレー色の美しい毛色によく映えます。吸い込まれそうな深い緑に万人が魅了されそうですね。ロシア皇帝に寵愛されたという話にも納得です。

両目の間はやや離れており、両耳の先端と顎先を結ぶと逆正三角形になる端正な顔立ちもアピールポイントのひとつ。微笑んでいるように見える口元は、通称「ロシアンスマイル」とも呼ばれています。

ロシアンブルーのアピールポイント②「美しいスタイル」

ロシアンブルーのもうひとつのアピールポイントは「美しいスタイル」。骨格は細く筋肉質で引き締まり、胴体もしっぽも長めのスリムな体型です。グレーがかったピンク色の肉球もチェックしたいポイント。

身軽で、ジャンプや上下運動が大好きなロシアンブルーは、人の肩によく乗る傾向があります。また、そんなアクティブな行動とは裏腹に、おとなしく穏やかな一面も。個体差はありますが、鳴き声をあげないことが多く、鳴くときは小さく柔らかな声を出します。そのため「ボイスレスキャット」という呼び名があることでも知られています。

麗しいスタイル、そしてアクティブでありながら穏やかな性格。そんな一言では言い表せない性質が、多くの人がロシアンブルーの虜になる理由なのかもしれませんね。

今回は、ロシアンブルーの魅力にスポットを当てご紹介しましたが、シャルトリューやコラットも独特の個性を持つ愛らしい猫です。ブルーの毛色を持つ猫に興味のあるかたは、ぜひ3種の猫を比較・検討してみてくださいね。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「ロシアンブルーの特徴と性格・価格相場｜猫図鑑」

ねこのきもち WEB MAGAZINE「シャルトリューの特徴と性格・価格相場｜猫図鑑」

ねこのきもち WEB MAGAZINE「コラットの特徴と性格・価格相場｜猫図鑑」

参考／「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『ロシアンブルーの特徴と性格・価格相場｜猫図鑑』（監修：CFAオールブリード国際審査員サンフラワーキャットクラブセクレタリー高野八重子先生）
　　　「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『シャルトリューの特徴と性格・価格相場｜猫図鑑』（監修：CFAオールブリード国際審査員サンフラワーキャットクラブセクレタリーヤマザキ動物専門学校高野八重子先生）
　　　「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『コラットの特徴と性格・価格相場｜猫図鑑』（監修：CFAオールブリード国際審査員サンフラワーキャットクラブセクレタリーヤマザキ動物専門学校高野八重子先生）
文／hattori
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。