愛猫の猫種を聞かれ、「ミックス」と答える人は多いのではないでしょうか。よく耳にする猫種ですが、どういう猫をミックスと呼び、どんな容姿をしているのか明確に答えられる人は少ないはず。そこで今回は、ミックス猫の特徴や毛柄について紹介します。
ミックス猫ってどんな猫?
ミックス猫(雑種猫)とは、2種類以上の異なる種類の間に生まれた猫のことを指します。
異なる純血種どうしで意図的に交配した子猫は「ハーフ猫」や「ハイブリッド猫」などと呼ばれることもあるようです。
日本には、ミックス猫が意外と多い!
一般社団法人日本ペットフード協会が行った「全国犬猫実態調査」によると、日本で暮らす猫の約80%が雑種猫だったと報告されています。
日本人に愛されるミックス猫の魅力とは?
純血種は先天的にかかりやすい病気を受け継ぐ可能性も高いのですが、ミックスは特定の遺伝子欠陥があらわれにくいので、病気になりにくい傾向が。また、被毛のバリエーションが豊富で、その猫によって色や柄の入り方が違うため、全く同じ柄の猫が存在しないのです。
ミックスの猫によく見かける毛柄
ミックス猫には、どんな毛柄があらわれることが多いのでしょうか。ここでは3種類の毛柄をピックアップして紹介します。
トラ柄
トラのような縞模様の猫は、トラ柄と呼ばれています。オレンジ色の地色に赤茶色の縞模様が入った毛柄を茶トラ、茶色の地色に黒い縞模様が入った柄をキジトラなどと区別して呼ばれることも多いため、茶トラやキジトラという呼び名のほうが有名かもしれません。
同じトラ柄でも色によってルーツが異なり、キジトラはリビアヤマネコの毛柄に近いため野性的な一面をもち、茶トラは遺伝子の関係でオスが多いといわれています。
単色
縞模様などが一切入らず、白や黒一色の毛で覆われている猫は、このグループに属します。
単色猫の中でも黒猫は、猫に関する日本で最古の記録にも登場するほど、昔から親しまれている毛柄。穏やかでフレンドリーな性格をしているため、一緒に暮らしやすいのかもしれません。
ミケ
「白・黒・茶」の3色の毛柄をもつことから、「3つの毛」で「ミケ」と呼ばれています。色の入り方や濃淡が猫によって違うため、1匹として同じ柄の猫はいません。
ちなみにミケはメスが多いせいか、優しい性格をしている猫が多いといわれています。
1匹1匹異なる毛柄をもつ、個性豊かなミックス猫。日本で広く愛されるミックス猫のことを、より身近に感じていただけたのではないでしょうか。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【画像つき】雑種の猫ってどんな猫?猫図鑑アクセス数から見る人気ランキングも!』
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。