猫が好き
UP DATE
日本に一番多いミックスってどんな猫? 特徴や魅力を解説!
さまざまな猫種が組み合わさり、個性的な毛柄の猫も多く存在するミックス。町中で見かける猫は、多くの場合このミックスに該当します。今回はそんなミックス猫について、基本的な情報から、その特徴、さらに毛柄の多様さの秘密を解説します。
日本の猫の大半を占める!ミックスってどんな猫?
ミックスとは、いわゆる「雑種」のことで、2種類以上の異なる猫種の間に生まれた猫のことをさします。
ミックスは、主に野良猫同士の交配によって繁殖しますが、なかには異なる純血種の親猫を意図的に交配しているケースも。この場合、「ハーフ猫」や「ハイブリッド猫」と呼び、ミックスと区別することもあるようです。
「全国犬猫実態調査」(一般社団日本ペットフード協会の調査)によると、平成30年度の段階で、日本で暮らす猫は全国でおよそ900万頭程度。そのうちの大半がミックスで、全体のおよそ80%にあたるとされています。
ミックスの特徴は?体が丈夫って本当?
ミックスの特徴として、まず体の丈夫さがあげられることが多いでしょう。
純血種の場合、種の保存のために遺伝子の近い猫同士で交配が行われるため、先天的にかかりやすい病気までも受け継ぐ確率が高まるといわれています。
一方ミックスは、さまざまな種類の遺伝子がかけ合わさるため、特定の遺伝的欠陥があらわれにくく、病気にもなりにくい傾向にあるのだとか。
ミックスの毛柄は、なぜあんなに多様なの?
ミックスのもう一つの特徴としてあげられるのが、毛柄のバリエーションが豊かなことです。
そもそも猫の毛柄は、飼い猫の祖先であるリビアヤマネコのしま模様から始まりました。この毛柄の遺伝子が、突然変異などをくり返しながら、現在の多様な毛柄へと変化していくのです。
なお、ミックスの場合は兄弟猫で毛柄がバラバラばなことも珍しくありません。これは毛柄の遺伝子に2つのタイプがあり、この世代で出るものと、何世代かあとに突然出るものが存在しているから。
このように、ミックスは父猫と母猫の両方から受け継いだ遺伝子がペアとなることで多様な組み合わせが存在し、個性的な毛柄が誕生するのです。
さまざまな猫種が組み合わさるからこそ、ミックスの猫には予測のできない個性的な魅力があります。いずれにしても、猫との出会いは一期一会。それぞれの猫の個性や魅力を大切にして、いい関係を築いていきたいですね。
参考/「ねこのきもち」特別編集『ねこのきもちセレクション KEGARA図鑑』
ねこのきもちWEB MAGAZINE『【画像つき】雑種の猫ってどんな猫?猫図鑑アクセス数から見る人気ランキングも!』
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE