猫は一見、感情がわかりづらいようですが、実はふだんの何気ない行動やしぐさのなかに、飼い主さんへの大好きという気持ちが込められているんですよ!今回は、朝・昼・夜の3つの時間帯によく見られる、猫からのLOVEサインをご紹介します。
朝の時間帯によく見られる猫からのLOVEサイン
起こしにくる
飼い主さんの寝ている近くでずっと鳴いたり、体に触ってきたりと、朝早くに愛猫から起こされた経験がある人は多いですよね。猫が飼い主さんを起こしにくるのは、「遊んでほしい」「ごはんがほしい」など、要求を叶えてほしいというアピールから。
「この人なら自分の願いを叶えてくれる」という信頼感からくる行動なので、飼い主さんに向けた立派なLOVEサインといえます。
呼びかけると反応する
愛猫に「おはよう」と声をかけると、返事をするように鳴くことはありませんか?猫が鳴くのは母猫に何かを伝えるためだといわれていますが、飼い猫の場合、「呼びかけに応えたらかまってもらえた」という経験から鳴いていることが多いそう。
大好きな飼い主さんにかまってほしいというサインなので、少しの時間でもなでたりフードを与えたりしてあげると、愛猫との強い絆をつくることができます。
しばらくそばから離れない
朝の準備に追われている飼い主さんのそばを離れないのは、アピールが強い性格の猫や子猫によく見られるLOVEサインです。いそがしそうにバタバタと動く飼い主さんの姿に「なんだか楽しそう」と興味をひかれて、一緒に遊びたい気持ちになっていると考えられます。
新聞の上にのってくる
飼い主さんが読んでいる新聞の上にのってくるのは、大好きな飼い主さんの関心を自分に向けたいと思っているからです。新聞以外に、パソコンのキーボードの上にのるのも同様の理由です。
出かけようとするとついてくる
出かけようとすると玄関までついてくるのは、かなり強めのLOVEサイン。すぐ家から出てしまうとわかっていても、少しでも長く飼い主さんと一緒にいたいと思っているのでしょう。
昼の時間帯によく見られる猫からのLOVEサイン
そばにくっついてくる
眠そうなのにくっついてきたり、そばを離れなかったりするのは、飼い主さんの気配をつねに感じていたいからです。そばにいるときの距離が近ければ近いほど、飼い主さんに対する愛情も強いといえます。
出かけたあとしばらく鳴いている
家を出るとしばらく鳴く声が聞こえる……。これは大好きな飼い主さんから離れる不安感を、鳴くことで紛らわせようとしているのだと考えられます。飼い主さんのニオイがついた衣服を猫ベッドに置くなど、愛猫が安心できる工夫をしてあげましょう。
夜の時間帯によく見られる猫からのLOVEサイン
玄関まで迎えにくる
帰宅したとき玄関まで迎えにくるのは、飼い主さんの帰りを心待ちにしていた証です。ゴロンと横になったり、体をスリスリこすりつけてきたりなど何かアクションがあれば、しっかり応えてあげてください。
おもちゃを持ってくる
自分からわざわざおもちゃを持ってくるのは、「遊んでほしい!」という強いアピールです。飼い主さんなら遊んでくれるとわかっているからこその行動なので、これも一種の愛情表現といえるでしょう。
お風呂あがりにスリスリしてくる
お風呂あがりの飼い主さんに体や顔をスリスリとこすりつけてくるのは、自分のニオイをつけて安心したいという気持ちの表れです。仲のいい猫同士がよくするように、相手を信頼している証拠です。
そばにきて一緒に寝る
警戒心が強い猫は、無防備になっても安全だと思える場所を寝床に選びます。くっついて一緒に、もしくは飼い主さんから見える場所で寝るようなら、飼い主さんのそばが一番安らげる場所と感じているということです。
ふだんよく見ているあの行動やしぐさが、実は愛猫からの愛情表現だったとわかると喜びもひとしおですよね!時間帯ごとのLOVEサインをしっかり理解して、愛猫との絆をより深めてはいかがでしょうか。
参考/「ねこのきもち」2016年3月号『朝・昼・夜…猫の愛情表現はとっても豊かです! 気付いてあげたい猫からのLOVEサイン』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。