猫と暮らす
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くつろいでいる猫の「そばに座ったときの反応」でわかる猫の本音
のんびり体を投げ出して休んでいる猫を見ていると、そばに寄ってなでたくなりますよね。でもそのとき、愛猫はあなたを歓迎していないかも!?
もし、そんな猫の「本音」を無視して近づいてしまったら、猫に不快な思いをさせることになってしまいます。そうならないために、猫の気持ちを見極めるポイントを、帝京科学大学で人と動物の関係などを研究している小野寺 温(のどか)先生にうかがいました。
そばにいても「いいよ♡」
猫のそばに飼い主さんが座ったときに、猫が足を投げ出したまま、目を閉じ(細め)、ヒゲもダラリとして、リラックスしている様子なら、それは"そばにいてもいいよ"のサイン。前足やあごを飼い主さんのほうに伸ばしたりのせたりした場合は、飼い主さんを歓迎する気持ちがより強いと言えます。
こんなところをチェック!
- 目を閉じる、細める
- ヒゲはダラリと下がっている
- 足を投げ出している
そばに「来ないで」
同じ状況で、"今はそばに来てほしくなかった"というときは、投げ出していた足を地面に着ける、目を開けるなど、全身に緊張感が見られます。また、イライラして耳を反らせたり、し
っぽをブンブン振ることも。こうした様子が見られたら、そっとその場を離れるのがベター。
こんなところをチェック!
- 目を閉じる、細める
- ヒゲはダラリと下がっている
- 足を投げ出している
こんなふうに、猫はしぐさで意思表示をしてくれています。小野寺先生によると、それは猫同士のコミュニケーションに使う術と同じなのだそう。「そばにいてもいいよ」のサインがわかれば、猫のそばで互いにリラックスしながらくつろげる至福の時間を過ごせそう。愛猫の反応やサインをよく観察して「本音」を見極めたいですね。
参考/「ねこのきもち」2021年8月号『しぐさでわかる! 猫のGOOD or NOT』(監修:帝京科学大学 小野寺 温先生)
文/ハナマサ
※この記事で使用している画像は2021年8月号『しぐさでわかる! 猫のGOOD or NOT』に掲載しているものです。
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