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猫が「リラックスしているとき」に見せるしぐさ・行動は? わかりやすいサインを解説

猫がリラックスしているときには、どのようなサインを見せるのでしょうか? 

この記事では、猫がリラックスしているとき、していないときのしぐさ・行動や、猫がリラックスできるようにするための工夫について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

猫がリラックスしているときに見せるしぐさ・行動

ヘソ天する猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——リラックスしている猫が見せるしぐさや行動には、どのようなものがありますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫がリラックスしているときには…

  • 伸びをする
  • 体を伸ばして寝る
  • おなかを出して寝る
  • 飼い主さんにすり寄る
  • 飼い主さんと一緒に過ごす
  • おだやかな表情をしている

といったしぐさや行動が見られるでしょう」

猫がリラックスできていないときに見せるしぐさ・行動

見つめるスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——一方で、リラックスできていない猫が見せるしぐさや行動には、どのようなものがありますか?
獣医師:
「たとえば…

  • 寝転がらない
  • 丸まって寝る
  • 姿を見せない
  • すぐ逃げる
  • 目がとがっている
  • 目を丸くしている
  • 嘔吐する
  • 粗相する
  • ずっと鳴く
  • 毛をむしる
  • グルーミング過多

といった様子が見られるのであれば、リラックスできていない状態だといえます」

猫にリラックスしてもらうための工夫

眠る猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——猫にリラックスしてもらうために、飼い主さんができる工夫はありますか?
獣医師:
「まずは、食べて、寝て、排泄して、動けることが滞りなくできる環境が必要です。さらにそれらが安心して行えるように、環境を整えましょう」
——猫とスキンシップをとろうと、積極的にアプローチしてもよいのでしょうか?
獣医師:
「まだ関係性が浅い場合に、仲良くしようと思って猫に近づきたいと思うかもしれませんが、慣れない相手がそうした行動をすると、猫は安心できなくなってしまいます。

まずは、猫が緊張せずに『危なくない』と感じられるように、追いかけたり大きな声や音を出したりしないように、気をつけてあげましょう」

これまで大丈夫だったのに、何らかのきっかけでリラックスできなくなることも

くつろぐブリティッシュショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——今まで大丈夫であっても、何かのきっかけでリラックスできなくなってしまうこともあるのでしょうか?
獣医師;
「そういう場合もあるでしょう。たとえば、家の中で何かストレスを感じたときでも、猫は限られた空間で生活しなければなりません。

猫自身が困りはてた末に、粗相をしたり、吐いたり、グルーミングが過剰になってしまいやすいです。

家の中、家の外、飼い主さん自身で、何か変化はなかったでしょうか? 猫は感覚が細やかなので、見た目、臭い、味、音、触り心地が少し変わるだけで、おかしいと感じます。

愛猫が何かに困っていないかどうか、猫らしい行動をとれているかどうか、見直して対応してあげてください。

猫もストレスが続くと、心が不安定になります。困ったことがあれば、早めにかかりつけ医に相談しましょう」


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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