猫と暮らす
UP DATE
機嫌がいい猫の行動はわかりやすい!猫が「喜んでいる」ときに見せるサイン
猫は喜んでいるときに、飼い主さんに対してわかりやすいサインを見せているようです。どのようなしぐさや行動が見られるのか、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
猫が喜んでいるときのサインは?
——喜んでいる猫は、どのようなしぐさや行動を見せますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「喜んでいたり、嬉しいと思っている猫は…
といったしぐさや行動を見せるでしょう。機嫌のいいときの猫の行動はわかりやすく、飼い主さんが見ても簡単に気づけると思います」
猫が喜ぶのはどんなこと?
——猫はどのようなことで喜びますか?
獣医師:
「たとえば、留守番をしていて飼い主さんが帰宅したときには、猫も嬉しいでしょう。また、飼い主さんにおもちゃで遊んでもらったときも、機嫌がよくなると思います。
ブラッシングをしてもらったり、ゴハンに新しいトッピングをしてもらったりすることも、嬉しいと感じるのではないでしょうか」
——さまざまなことに喜びを感じているのですね。
獣医師:
「そうですね。このほかにも、飼い主さんに掃除してもらったキレイなトイレを使用するときは快適に感じたり、天気のいい日に日向ぼっこをしたときにも気分がよくなったりもするしょう。
日常のさまざまな場面で、猫は喜びを感じていることだと思います」
猫が喜んでいるときにしてあげたい対応は?
——愛猫が喜んでいるサインを見せたとき、飼い主さんがどんな対応をしてあげるともっと喜んでくれますか?
獣医師:
「愛猫のことをなでてあげたり、優しく声をかけてあげたりしてみてください。
また、ふだんから愛猫が『どんなことに喜ぶのか』を覚えておくことも大切でしょう。愛猫が喜ぶことをしてあげたり、さらに愛猫が喜びそうなことを考えたり探したりしてあげると、日々の生活がもっと楽しくなると思います」
ふだんから嬉しそうな様子が見られない猫へのケアは?
——猫が喜んでいなかったり嬉しそうじゃないときは、どのような様子を見せるのでしょうか?
獣医師:
「猫にも表情があります。人と同様に、柔らかい表情の印象がなく、凍りついたような印象があると、ネガティブな感情を抱いているでしょう。
たとえば、印象として…
などが感じられると思います」
——愛猫にはふだんから嬉しいといったポジティブな感情を持ってもらいたいですが、飼い主さんはどのようなことができるでしょうか?
獣医師:
「飼い主さんができることとしては、まず愛猫が嫌なものは何か、好きなものは何かを日常の行動やしぐさから知ることです。
好きなものというと食べ物を想像すると思いますが、それ以外でも生活上で好きなものはあると思います。たとえば、寝ているところはかたいところか柔らかいところか、人がいるところか静かなところかなども、大事な情報です。
家の中で好きな場所が増えれば、気持ちもほぐれてのんびりした印象になるはずです。愛猫の好きなものがわかれば、好きなものを増やしてあげることができるでしょう」
愛猫がふだんから嬉しいと感じたり、喜んだりすることができるよう、飼い主さんは好きなものを見つけてあげてくださいね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
UP DATE