猫と暮らす
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猫が見せる「寂しい」のサインは? 寂しさを感じると心身への影響も見られるので注意
猫は「寂しい」と感じる?
「寂しいと感じる猫もいるでしょう。猫は元々単独行動を好む動物なので、1匹でも生活することができるはずです。その一方で、環境が変わることを好まず、日常生活に変化があると不安になりやすい性質でもあります」
「日頃から飼い主さんに可愛がられていたり、にぎやかな家族との生活に慣れている猫は、飼い主さんと離れて1匹になると不安になります。
そんな愛猫の様子が、飼い主さんから見ると寂しいと思っているように見えることもあります。実際に、不安な気持ちから寂しいと感じている猫もいるでしょう」
寂しいと思っている猫が見せるサインは?
「たとえば…
- 少し低めの遠吠えのような『アオーン』という声で鳴く
- 飼い主さんに執拗にスリスリする
- 飼い主さんのそばにいる、近づく
- 飼い主さんが何かしていると邪魔をする
寂しさを感じた猫に見られる影響は?
「猫が寂しさを感じる度合いは個々によって違いますが、ストレスになり、心身に症状が出る場合もあります。
たとえば、いろんなところに排尿・排便をしてしまったり、攻撃的になったり、自分で自分の毛をむしるなどの行為があります」
どんな猫が寂しさを感じる傾向にある?
「猫にもさまざまな性格のコがいますが、なかでも甘えん坊な猫は寂しさを感じやすいかもしれません。甘えや要求をいつも受け入れてもらっている猫は、飼い主さんへの依存が強く、離れると寂しがっているような傾向があります」
寂しがりな猫に対して、飼い主さんができることは?
「まずは、飼い主さんと離れて1匹で過ごしているときも、不安を感じないようにしてあげることが大切です。
具体的には…
- 日頃から、愛猫とはつかず離れずの距離感を持った関係を築くようにする
- 愛猫の甘えや要求をすべて受け入れるのではなく、時には飼い主さんの都合を優先して猫を待たせたり、諦めることを覚えさせる
また、飼い主さんがいなくても大丈夫なように、環境を整えてあげることも必要です。愛猫を1匹で過ごさせるときは、トイレや食事、寝床など、ふだんと変わりなく安心して過ごせるように用意しましょう。
飼い主さんがそばにいても、離れていたとしても、愛猫にとって環境があまり変わらない状況をつくってあげることが大切です」
「毎日少しでもいいので時間を決めて遊んだり、スキンシップをとってあげると、愛猫の『寂しい』『かまってほしい』という気持ちを満たすことができます。
また、愛猫が寂しいと思っているときに気持ちを感じとってあげて、そのときにも相手をしてあげられるとよいでしょう」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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