猫と暮らす
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猫が飼い主の腕をギュッと抱きしめてくるときに考えられる2つのこと
猫が飼い主さんの腕にギュッと抱きついてくることがありませんか? 可愛らしい行動に見えますが、どのような理由があるのでしょうか。
今回、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
猫が飼い主さんの腕を抱きしめてくる理由2つ
——飼い主さんの腕にしがみつくように抱きしめる猫がいますが、どのような気持ちが考えられますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫は獲物を捕らえたときに抱きしめるような体勢になり、蹴りを入れたり噛みつきます。もし抱きしめた後にそういった行動があれば、『疑似の狩り』をしているのかもしれません。
そうではなく、飼い主さんの顔をなめるなどの行動があれば、『離したくない気持ちの表れ』だと考えられます。母猫が子猫を抱き寄せて、なめてあげるときにもこういった様子が見られます」
飼い主さんの腕を抱きしめてくる猫の特徴は?
——上記のような行動を見せやすい猫には、特徴が見られますか?
獣医師:
「遊びが不足していたり、飼い主さんの腕で遊ぶ癖がついている場合に、腕をめがける癖がついています。何かしらでイラ立っている場合も、攻撃的な行動として出てくることもあります。
また、遊びたいわけではなくても、日頃の飼い主さんとのスキンシップが足りないと感じている場合もあると思います」
猫が飼い主さんの腕に抱きついてきたときの対応は?
——疑似の狩りだったり、離したくない気持ちの表れといった理由で飼い主さんの腕に愛猫が抱きついてきたとき、どのような対応をしてあげるとよいですか?
獣医師:
「まず、ふだんから腕を使った遊びはしないように気をつけてみてください。
また、愛猫が何かにイラ立っていないかどうかを考えて、対応してあげることも必要です。日頃のスキンシップが足りていないようであれば、充分に時間をとってあげるようにしてください」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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