日に日に寒くなってきていますが、愛猫の寒さ対策は済んでいますか?
寒そうだからと洋服を着せる人もいますが、じつはこれは“やりすぎなお世話”なんです。
今回は猫に洋服を着せるべきではない理由と、おすすめの防寒対策を聖母坂どうぶつ病院獣医師の鵜飼佳実先生に教えていただきました。
ぜひ、参考にされてみてください。
洋服を着せることはストレスになるのでNG!
猫は体に何かを取り付けられることをわずらわしいと感じやすい動物です。また、洋服を着ていると毛づくろいができないため、それがストレスの原因になることも。そのため、日常的には洋服を着せないようにしましょう。
ただし、術後などは感染予防として洋服が必要な場合もあるので、その際はかかりつけの獣医師の指示に従ってください。
あたたかく過ごせる場所を用意することで防寒対策しよう
飼い主さんが愛猫の防寒対策としてすることは、フカフカした素材のドーム型の猫ベッドやペット用ヒーターなど、暖かく過ごせる場所を複数カ所用意して、あとは猫に任せましょう。寒いと感じたら猫は自分でその場所に移動するので、見守っていれば大丈夫です。
こんな防寒対策も!! ぬくぬく暖かそうな猫たち
ここからは、ねこのきもちアプリの投稿写真ギャラリーに寄せられた画像のなかから、暖かそうな猫たちの画像をご紹介します。
ヒーターにぴったり収まるゆうりちゃん
ゲージの中に置いてもらったヒーターの上に鎮座しているのは、茶トラMIXのゆうりちゃん。とっても快適なのか、なかなかゲージから出てこないそう。きれいに収まって香箱座りしている様子からも、お気に入り具合がうかがえます。
ヒーター前を陣取り!
寒い日にヒーター前に吸い寄せられてしまうのは、人も猫も同じ。マンチカンの茶々丸くんも例に漏れず、しっかりと前を陣取っています。こちらの送風タイプのヒーターは正面側にネットが取り付けられていて、安全面も万全ですね!
ドーム型ベッド+ヒーターの合わせ技!
マンチカンのきなこちゃんは、冬用のドーム型ベッドがお気に入りな様子。さらに中にはペット用ヒーターも設置して、防寒対策ばっちりです。ちなみにこちらの冬用ベッドには、中にヒーターを設置できるように後ろにコンセント穴が開いているそう。これから冬用ベッドの購入を検討される方は、こうした作りも要チェックですね!
猫が寒そうに丸まっている姿をみると、なんとかあたためてあげたいと思う飼い主さんは多いもの。しかし、猫のためによかれと思ってしたことが、かえってストレスになってしまっては大変です。洋服以外の寒さ対策で、今年の冬も元気に乗り越えましょう!
お話しを伺った先生/聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生
参考/「ねこのきもち」2017年2月号『よかれと思ってやっていることが、健康や関係性に影響することも やり過ぎると危険なお世話』
文/Ru-Rie
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。