猫と暮らす
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飼い主の丁寧なやり方が逆効果⁉ 猫が"疲れちゃうかもしれない"お世話の事例|獣医師解説
この記事では、猫が疲れてしまう可能性のあるお世話の仕方の事例について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。
猫が疲れてしまう可能性のある飼い主さんのお世話は?
「たとえば…
- 食餌やトイレの時間にじっと見つめたり、近くにいる
- 常に呼んだり、かまおうとする。その際の声が大きい
- 猫の身体を無理に洗おうとしたり拭こうとする
- 住環境や猫の身体のニオイを取りすぎる
猫のことを考えたお世話を心がけよう
「猫は単独行動を好む動物なので、自由気ままに過ごしたい一面もあります。また、トイレにこだわりがあり、快適で清潔であることを望みます。
そのため、トイレの掃除などは細かく行ってあげる必要がありますが、食餌やその他の時間は見守りの姿勢をもつなど、猫の習性に合わせたお世話を心がけてみてはいかがでしょうか」
掃除や洗濯ではニオイの取りすぎに注意
「猫は自分の身体のニオイを付けて安心する傾向があります。そのため、猫の身体はもちろん、リラックススペースなどの住環境のニオイを取りすぎると、猫が安心できないかもしれません。
掃除や洗濯による清潔はもちろん大切ですが、ニオイの取りすぎには気をつけましょう。また、香り付きのグッズの使用は控え、無臭の物やペット用の消臭剤やクリーナーを使用しましょう」
愛猫が好む接し方を見つけてあげよう
「猫の性格によって好みや求めるものも違います。こまめな声かけを嬉しいと思うコもいれば、少し放っておいてほしいと思うコもいます。ライフステージにより変化していくこともあるでしょう。
いろいろと試して愛猫の反応を観察しながら、ぴったりのお世話を見つけていってあげてくださいね」
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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