猫と暮らす
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猫があえて『寒い場所で寝る理由』早急な対応が必要な異変の可能性も|獣医師解説
猫が寒い場所で寝る理由は?
「たとえば、暖房をつけているときに寒い場所に行きたがるのであれば、部屋の暖房が効きすぎているか、または暖房の風が苦手なのかもしれません。
また、発熱時や病気で体温が下がっているときにも寒い場所に行きたがるので、注意が必要です」
「猫の体温については個体差もありますが、猫の平熱は38度台、少し興奮すると39.5度ほどになることもあります。安静にしているのに40度近くある場合は、発熱の可能性が考えられます。
低体温の目安も猫によって個体差がありますが、震えていたり、動きが鈍く、哺乳期子猫で体温が38度・成猫で37度を下回る場合などは、低体温の疑いがあります。
発熱や低体温は、早急に治療が必要な場合があります。様子を見ずに、必ずかかりつけ医に相談しましょう」
猫が寒い場所で寝ているときの対応は?
「部屋の暖房が効きすぎている可能性がある場合は、暖房器具を変えたり、温度を下げて対応してあげてください。
猫に元気がなく発熱している場合は、冷やさず速やかに動物病院を受診してください。また、低体温になっている場合は、お湯入りのペットボトルに布などを巻いたものでゆっくり温めながら、速やかに動物病院を受診しましょう」
猫の異変に気づけるように、飼い主さんが意識したいことは?
「食事の食べ方や排泄に変化がないか、どのようなタイミングで寒い場所で寝ようとしているのか、日頃から気にかけることだと思います。もし気になることがあれば、かかりつけの獣医師に相談してみてください」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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