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猫のトイレのお世話に見直しが必要って知ってる?ポイントを解説

猫の生活環境として大切なトイレですが、実はお世話の見直しが必要だということはご存知でしたか?今回はモノカどうぶつ病院院長の小林清佳先生監修のもと、猫のトイレ環境を見直すタイミングやポイントについて解説します。

子猫から成猫になったとき

スコティッシュフォールドのごはんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
トイレの大きさは、小さなものだと排泄物がハミ出し、掃除が大変になることもあるため、猫の体がすっぽりと収まることが大前提です。
1才になる前から注意して観察し、小さいと感じた時点で大きな容器に切り替えるのがベター。

ミドル猫からシニア猫になったとき

ねこじゃらしに興味がないミーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
シニアと呼ばれる7才を過ぎると徐々に活動量が減っていき、ハイシニアと呼ばれる13才以上になると足腰も弱くなってきます。そのため、今までのように高い場所には行きにくくなることも。トイレの出入りも難しくなることを想定して、ステップ台をトイレの横につけるなどして段差を少なくし、愛猫がトイレにまたぎやすく(入りやすく)するなど、工夫をしましょう。

また、足腰の弱りが原因でトイレまで向かえずに粗相をしてしまうことや、認知症などで場所がわからなくなることもあるので、猫がよくいる場所にトイレを増やして置くのもおすすめです。

寒い季節になったとき

熟睡中の小狼ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
トイレの置かれた場所が寒いと、猫は排泄を我慢してしまうことがあります。
現在トイレを設置している場所が寒いようなら、リビングなどの暖かい場所にも置くようにしてください。

なお、冬はオシッコの病気になりやすい季節でもあるので、オシッコの色や量、回数などに異変がないかこまめにチェックしましょう。

粗相をするようになったとき

甘えん坊顔のそら豆ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
粗相をするようになったとき、考えられる一番の要因がトイレ環境です。
猫はキレイ好きなので、きちんと掃除されていないと、トイレで排泄しなくなることも。排泄物をその都度取り除いたり、毎月丸洗いをしたりと掃除を念入りに行いましょう。

また、場合によってはオシッコの病気の前兆であるおそれもあるので、猫がトイレ以外の場所で排泄した場合は、オシッコの色や回数などをできるだけチェックしておいてください。

ストレスが原因の場合も

なお、同居猫がいる場合は、同居猫との関係の悪化などのストレスから粗相をしてしまうこともあるようです。猫たちの仲を確認し、おかしいようならしばらく生活スペースを分けるなどしましょう。
さまざまな要因によって、猫のトイレ環境を見直す必要があるということがわかりました。愛猫にとっても飼い主さんにとっても、トイレはスムーズに生活していくうえで欠かせないポイントです。愛猫の変化や気持ちを見極めて、その都度対応してあげたいですね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2017年12月号『季節、年齢、猫の様子、環境etc. 猫の「変化」はお世話の替えどきです』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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