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猫が「パニックになる」原因は? 飼い主がとるべき対応・NGな対応を獣医師が解説

もし、愛猫がパニック状態になってしまったとき、みなさんはどうしますか? 適切な対処法をとれるでしょうか。

この記事では、パニックになった猫をなだめる方法などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

猫がパニックになる原因は?

見つめるサバトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——猫はどのようなことが引き金となって、パニックになってしまう可能性がありますか?
岡本先生:
「たとえばですが…
  • カーテンなどに爪が引っかかってしまった
  • トイレ中に聞き慣れない音がした
  • 雷や花火など大きな音がした
  • 突然物が落ちてきた
  • 曲がり角にいつもはない物が置いてあった
  • 知らない動物・物の存在に気付いた
  • 知らない人が家に来た
  • 強い痛みや恐怖を感じた
などといった状況でパニックになることがあります」
——パニックになりやすい猫に特徴はあるのでしょうか?
岡本先生:
「どんな猫でもパニックを起こす可能性はあります。ただ、もともと怖がりの猫だったり、音や物、人に慣れていないようなコであれば、パニックになりやすいでしょう」

猫がパニックになったときに、飼い主さんがとるべき対応は?

キャットタワーでくつろぐ三毛猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——もし、愛猫がパニックになってしまったとき、飼い主さんはどのような対応をとるのがよいのでしょうか?
岡本先生:
「パニックになっているとき、猫の感覚は研ぎ澄まされており、ちょっとした刺激でさらなるパニックを引き起こす可能性があります。

基本的には、静かにその場から去るのがよいでしょう。もし、明らかな原因があればそれを避けてあげてください。また、猫が落ち着けるような逃げ場所や、暗めで狭い場所を用意してあげることもよいですね。

猫がパニックになりすぎて危ないなと感じたときは、厚手の大きなバスタオルで頭から全身を覆ってあげ、落ち着きやすくさせた状態で助けてあげるようにしましょう」

パニックになっている猫に対してのNGな対応は?

くつろぐマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——パニックになっている猫に対して、逆効果な対応があれば教えてください。
岡本先生:
「逆効果な対応として挙げられるのは、たとえば…
  • 大きな声で名前を呼んだり声をかける
  • 大きな動作で近づく
などといったことは、猫をさらにパニックにさせてしまう可能性があります。

また、無理やり抱っこをして撫でたりしても、猫はかえって暴れてしまったり、飼い主さんを攻撃してしまうことも。もし触れる場合には、十分に注意するようにしましょう」
眠るブリティッシュショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
パニックになってしまった愛猫を見て、飼い主さんもパニックにならないように、いざというときの対処法を知っておくと安心だと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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